サトラレ 4 [DVD]
第7話は笑えてジーンとくる回です。
いや~、オダギリ君の変身ぶりったら…最高です。杉本哲太さんのヅラにも参りました。特典映像の中で鶴田さんとオダギリ君がその“変装”についてお話しされていますし、裏話(裏サトラレ座談会)は見応え聞き応えありますよ!NG集は役者さんたちの素の表情が見れるし面白かった!全巻揃えて購入して欲しい作品です。
ドラマティック・セラピー~ピアノ・ノクターン~
年度が替わり、新しい人間関係の中での仕事が始まったときに、ちょっとしたことで傷ついたり、疲れを感じたりしてしまいます。
お互いに疲れているんだろうな、とは思いますが、まだそんなことを言い合える間柄でもない…。
家に帰ると、もう何もしたくなくて、ベッドに横になる。
そんなときにふと心が和む音楽が聴きたくなります。
何にも考えなくていいんだよ、と語りかけてくれるのがこのCDです。
特に、最後の「凪の風景」はとってもゆったりとした演奏で、いいです。やっぱりピアノだけの演奏は、安心して聴いていられます。
サトラレneo(1) (イブニングKC)
サトラレが完結して、続編として「サトラレneo」が連載始まりました。
サトラレ完結してから15年後のお話として始まります。
サトラレは、各話で完結した形で進んでいましたが、その中でも準主人公の西山の子供 光は15歳でサトラレパワーをneoでは如何無く発揮しています。
光の初恋についても書かれてて、ほのぼのしてていいなあと思います。
ただ、初めて「サトラレneo」を読まれても設定が分からないと思うので
「サトラレ」から読まれることをお勧めします。特に最終巻は、思わず涙してしまいましたから。
サトラレ(1) (モーニングKC (739))
サトラレという、人として致命的な問題を抱えた少数の人を不幸にしないため、幸せにするため、多くの人が彼らを思いやります。彼らサトラレは変わった性質ですが、やはり人間です。
サトラレにそれだけの価値があるから成立する、危うい物語ではあります。
が、それでこそ読者は現実の社会と、この物語内の社会がそう遠くないものであることを知ることができ、物語を肌で感じるように読むことができます。
そして打算的な行為の中にもある、心から他人を祝福すること、されることの素晴らしさに、感動させられます。
無知な私には、この物語の基盤がどのようなものかまで想像できませんが…。
彼らに対して心暖かく協力的な人間ばかりではなく、ときとして、弱い常人社会が彼らを迫害し、彼ら自身の弱さ無力さに絶望させてしまいます。また、悪気がないのに誤解や不可抗力から不運不幸がおとずれる話も知らざるを得ないようです。
それでも、ときどき「この社会も案外悪くない」と登場人物は考え、読者もそれに同感します。それは何故か?
この面白さは実際に読まなければ分からないものです。
漫画という表現媒体の素晴らしさを久々に教えてもらえました。
サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS [DVD]
実はあまり期待せずに見たんですが、いやあ泣けました。監督が、あるインタビューで話していた「八千草薫とのからみが泣かせ場所」という思惑にすっぽりはまってしまいました。現実離れした話なのにそうとは感じさせない力を持っていて、サトラレの悲しみとか寂しさにどんどん感情移入してしまいます。コメディタッチの軽いトーンで展開しながら感動させてしまう、なんか久々に邦画って面白いんだと気づかせてくれました。いいですよ、これ。