デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王 (初回生産版) (葛葉ライドウ対アバドン王 サウンドトラックCD同梱)
まずシステム面について、多くの方がレビュー済みであるように、ユーザーフレンドリーな点は良いと思います。チュートリアルが丁寧です。従来よりも悪魔合体の操作が快適な点も良い。しかしシステム周りが快適なだけに、探索用スキルを使わなければ先に進めない障害物の多さや、結構な頻度で起きる不意打ちが気になりました。あと、戦闘が剣ボタン連打になりがちなのが実に惜しい。これを解決するためにも、次回作では是非とも武器タイプによる戦法の変化をつけて欲しい。
ゲームの内容については、まず世界観の描き方が非常にうまい。特に村の雰囲気が秀逸で、BGM共に完成度が高いと思いました。シナリオもうまくまとまっており、登場人物もなかなか個性が出ています。しかし、際立ったキャラというのがいないかも。ひょっとすると、これが本作がどこか薄味な印象を受ける所以ではないかと思っています。薄味な点としてもう一点、曲のバリエーションが少なすぎます。女神転生ノクターンあたりと比べるとどうしても手抜きの印象です。
総評としては、きれいにまとまった佳作だと思います。クオリティは相当高いので、多くの方に安心してオススメできます。しかしノクターンマニアクス級のアクや迫力を求めてはいけません。全く違う作風ですのでご注意を。
というわけで、さらにパワーアップした第3弾を期待していますぞアトラスさん!
デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王 Plus(真・女神転生III NOCTURNE マニアクス クロニクル エディション同梱)
今作、『ライドウ対アバドン王』でついに、というかやっと『MAG』という概念が有効活用されたなと思う。
従来の作品と決定的に違うのが、歩く度に一定量消費したり前作のように召喚時MAGを必要としないこと。 というか『必要』だが、『消費』はしないということかな?
設定的には今作の方がつじつまが合っていると思う。仲魔にした悪魔を『そいつ』のMAGごと『菅』の中に収めるのだから、召喚←→回収(帰還)を繰り返す上では少なくとも実体化の分は減ることは無いはずだから。
そしてこの設定が召喚の制限を取り払い、プレイする上で良い快適性を生み出している。
契約により、術者のMAGのみを用いて仲魔の特技を使用する点も、デビルサマナーとして悪魔の強大な力を制限・コントロールし、術者の力量(MAG)に見合った能力(特技)を使うと考えると納得がいくし、これに『弱点硬直』→『MAGを奪う』というシステムが加わることで緊張感のある、『MAGスケジューリングバトル』が成立している。
お見事です。
ドラマCD「デビルサマナー葛葉ライドウ対隻眼化神」後編
前編もでしたけど、キャラのイメージを崩さないように丁寧に仕上げられた作品だなあと思います。
配役もぴったり。
コミカルなやり取りをきいていると普段のライドウたちの姿が鮮やかに思い浮かべられてニヤリとしますし、話の盛り上がりの所では慣れ親しんだBGMと演技者さんの迫真の演技のおかげですっかり展開に魅入られてしまいました。
あとこれはわざとなのか…いまいち汲めないんですけど。
多分何か引っかかりを感じたとしたら、それは正しいので勘に従ってみてください。でもたまたま気付いた私はびっくりしちゃったかな。単純だけど危うく見過ごすとこだったので。
とりあえず探偵社の二人と一匹のやりとりを眺めていたら退屈しないんでしようね〜
デビルサマナー葛葉ライドウ対コドクノマレビト(2) (ファミ通クリアコミックス)
原作レイプになりがちなメディアミックス作品ですが
シナリオや監修にゲームスタッフが細かく関わっているので
世界観を壊さず、かつオリジナル展開も自然なものになっています。
原作を知らなくてもわかりやすくなっているので、絵柄が気にならなければオススメします。
デビルサマナー葛葉ライドウ対コドクノマレビト(1) (ファミ通クリアコミックス)
内容ですがライドウやゴウトや鳴海やタエとかのゲーム本編に出てきたメンツと、漫画版オリジナルのサマナーやキャラが出てきます。悪魔の方はゲーム本編に出てきた奴も出てくるし、他には1話と2話の敵悪魔と悪役の使い魔?(目玉鳥の名前が気になる・・)と言ったオリジナル悪魔も出てきます。時間軸はどうやらアバドン王の後で(タエの服装や3話や4話)5、6話や次の巻からなにやら物語が本格に動く感じです。ちなみに5話ではゲームでは出てこなかったライドウが通っていると言う学校が出てきます。