サーヴィス
曲と曲の間に入っているコント(三宅裕司と彼が主催する劇団スーパーエキセントリックシアター)と、Y.M.Oの音楽とのギャップがなんとも良いです。コントにはもちろんYMOの三人も参加していて、彼らの必死さ!が面白いです。当時ユキヒロさんがやっていたオールナイトニッポンによく彼らが出ていて、小倉久寛さんの毛深さを笑っていたので、有名になってテレビに出たときは本当に驚いたのを覚えています。肝心の曲は、もう当然素晴らしいです。特に「以心電信」という曲は、ユキヒロさんの優しい声と歌詞がとてもよく合っています。もちろん教授や細野さんの曲もいいですよ。
サンドウィッチマンのラジオやらせろ! ひと口ラジオ
サンドの地元のラジオ局、「FMいずみ」での冠番組『ラジオやらせろ』からの編集盤2枚組。
特に一枚目の15曲目、「新幹線」のくだりで「前頭筆頭笹の花」が登場するのだが、これが本当に面白い。iPODに落として通勤途中なんかに聴いていると、とても笑わずにはいられないので、このネタは飛ばしてしまうぐらいの面白さ。
ラジオだと、というか素の彼らはそうなのだろうが、普段のネタで見るボケとツッコミがほぼ逆転しているのも魅力のひとつかもしれない。
コントでも漫才でもないサンドウィッチマンの笑いが十二分に詰まった作品集。
東京ポッド許可局 ~文系芸人が行間を、裏を、未来を読む~
いつもの軽快なトークが文字になったらどうなっちゃうんだろうと心配していましたが、まえがきにあるとおり、文字になっても面白さを損なわないようにうまくまとめられています。
あっというまに全部読んじゃったんだけど、実は何度も読める仕掛けがあるんです。
それは本文の下にある注釈コーナー。
鹿島局員ががんばって書いたというだけあって、お笑いのことやプロレスのことを知らない人にもトークの内容が分かるように丁寧に書かれてれいます。
そしてコラムもいい!
「”○○”論」のあとには必ず関連するコラムがあって、局員それぞれの個性が出たうんちく等が楽しめます。
もちろん付録のCDに収録された「とんねるず」論・「ハゲ」論・「忘れ得ぬ人々2010」論も、ポッドキャスト同様に録音レベルは低めで臨場感があっていいですねー。
ポッドキャストを聞いたことがないという方も、きっと楽しめる内容だと思います。これを機会にポッドキャストで聞いてみるというのもいいですね。
鶴田浩二
エルヴィスが好きで、でも昭和の香りも好きで。私が初めて鶴田さんを知ったのは映画でした。東映の看板俳優で渋くてかっこよくて。その後歌手でもあることを知って。父、母に頼んで教えてもらいました。小学生の頃でしたが。「街のサンドウィッチマン」「好きだった」勿論CDも購入しました。(大人になってからですが)カラオケでも必ず1曲は唄います。これからも聴いて、唄って、男の悲哀に浸りたいと思います。
splash!! vol.2
日本ではお笑いというものが軽く見られているのか、
笑いについてまともに(愛情と批評眼の両方をもって)
評論した雑誌というものが非常に少なく、残念に思っていました。
この雑誌には、芸人に対する愛情と見識の高さが感じられ、
読んでいて非常に気持ちが良かったです。
惜しむらくは、ページ数の少なさ。
内容は素晴らしいのだから、もっとたっぷり読みたかったです。