ザ・ソング・リメインズ・インセイン [DVD]
断然安いという理由からたいてい洋楽DVDは輸入版を購入するんですが、あえて日本版を待って買いました。その理由はこのソウルフライと同じロードランナー在籍であるスリップノットの映像作品「ディサスターピーシーズ」の日本版の出来が素晴らしかったからです。ライブ映像での歌詞の日本語字幕が見れるところが魅力的でしたから。
ですがこの作品はそうならなかったです(半年待ったんだけどねぇ)。歌詞カードは入っていますが…。ライブ途中のマックスのMCも字幕はありません。一応この作品はライブ映像とビデオクリップを所々混ぜたドキュメンタリー作品のようです(マックス在籍時セパルトゥラの後期映像作品と一緒ですね)。曲はチャプターでチョイスして観る事ができます。勿論ドキュメント部分は字幕がちゃんと出ます。
4曲のビデオクリップは「ブリード」「バック・トゥ・ザ・プリミティブ」「シーク・イン・ストライク」「プロフィシィ」で、ライブも各アルバムからある程度均等にチョイス(セパルトゥラ時代の曲も2曲あり)されています。あと画面は4:3スタンダードサイズで、サウンドはリニアPCM(ステレオ)のみとなっております。
ソウルフライ
基本的にはマックスのセパルトゥラ時代最後の参加作品の「ROOTS」の延長線上にあるけど、ただ焼き直したのではなく、トライバル・ヘヴィロックの「次」の形を見せてくれる。心機一転からか、ハードコア・パンクに通じる初期衝動もありながらもそれなりのキャリアによる楽曲の質の高さもいい。
ボートラのディスチャージのカヴァー(コピー?)もマックスの出自wかいま見れる。普通にかっこいいしね。
BURRN ! (バーン) 2008年 09月号 [雑誌]
インタビュー
EXTREME (Nuno, Gary, Pat, Kevin Figueiredo, 再結成・「Saudades de Rock」について)
SOULFLY (Max Cavalera, 「Conquer」について)
POISONBLACK (Ville Laihiala, 「A Dead Heavy Day」について)
Kip Winger, Michael Kiske, HEADHUNTER, Glenn Hughes, GEMINI FIVE, DVINEFIRE, PSYCHICS, HAMMERFALL
来日Live レポ
Y&T, RAGE, REVELATION, LAST WINTER & NATIONAL PRODUCT, 「ADDICT XX」
来日インタビュー
CHILDREN OF BODDOM (全員、Live レポ付き)、AVANTASIA (Tobias Sammet & Sascha Paeth、Liveレポ付き) etc
特集
「GLOBAL METAL」(映画「GLOBAL METAL」の監督Sam Dunn & Scott McFadyenのインタビュー)
「ピロピロ・ギターは極限まで行ったのか? EXTREME POWER METAL」(21世紀型疾走&速弾きアルバムTOP 21・付き)
「スラッシュメタル」(現代スラッシュメタル特選16枚・付き)
「特別研究・MESHUGGAH」
クロスレビュー
EXTREME / Saudades de Rock
BACKYARD BABIES / Backyard Babies
Uli Jon Roth / Under a Dark Sky
個人的には、やはり、EXTREME!!!です。
「特別研究・MESHUGGAH」は、バンド・ヒストリー、ディスコグラフィーのみならず、
演奏面からの分析、他バンドとの連環性についてまで書いてあります。
。。。「MESHUGGAHファン、必見」です。
「EXTREME POWER METAL特集」は、DRAGONFORCEなどのピロピロギター好きには、おいしい企画です。
21枚のアルバムが紹介されてますが、「体感速度」「ピロピロ度」のチャート付き。(笑)
「ピロピロギター好きに、オススメ」です。
ダーク・エイジズ
原点回帰するミュージシャンが多い昨今、Maxもかつて率いたSepulturaに近い音を出すように。
Soulfly結成後、どうも煮え切らない様子だったMaxだったけど、今作でようやくかつてのパワーを爆発させている。
Soulflyファンにとっては期待はずれな部分もあるかもしれないけど、かつてのSepulturaが好きな人にはおすすめ。
後半はちょっとダレるので☆は4つ。
Omen: Special Edition/+DVD
自分、Soulflyを聴くのは初めてなので、初心者の感想と思ってお聞き下さい。
自分は1989年ごろからメタルをこよなく愛している。自分にとってSlayerが唯一無二最高のメタル。だがKorn以降のNu Metalも聴き、とりわけDisturbedの3rd, 4thはかなり気に入っている。
SepulturaについてはSchizopherenia, Beneath the Remains, Arise, Chaos A.D.は聴いた。だがヴォーカルがいまいち好きになれず、他の自分にとっての超一流メタルバンドに一歩届かずのイメージだった。それでSoulflyは気になりながらも、今まで手を出さずにいた。
今回、アルバムのアートワークに惹かれた。ヘヴィなものに目がない自分の心を鷲掴みにするような、ヘヴィな音像を期待させるアートワーク。安かったこともあって輸入盤を購入。ぶっとんだ。同時期発売のOzzyよりも、Kornよりも、Avenged Sevenfoldよりもかっこいい。
何がそれほど自分にとって魅力的なのか。とにかくヘヴィ。音が分散せず、密度の濃いヘヴィな音を見事に構築している。また高音ギターのピロピロした音も好き。緩急のつけ方が、痒いところに手が届く適切さで、曲を魅力的にし、アルバム全体を飽きずに聴かせることにも貢献している。例えば、6曲目Great Depressionの高速リフの気持ち良い疾走感とコーラス部分の急なスピードダウンを聴いてほしい。お腹にズシンと響き、実に気持ち良い。何といってもハードコアタイプの曲群が、ヴォーカルとマッチしている。ヴォーカルもSepultura時代よりもこなれたと思う。怒涛の名盤!
P.S.アルバム最後11曲目の全然メタルでないインストも心地良い佳曲。不思議にアルバムとしての統一感は損なわれていない。