仏像ワンダーランド奈良 (JTBのMOOK)
各ページのコメントに多少お遊び的な部分があるものの、使用されている写真は写真集のようにどれも素晴らしい。お寺ごとの仏像の見所がしっかり書かれているし、一度行っただけでは見逃してしまう仏像の細部まで写真と説明が詳しい。また、奈良に行きたくなった。
The Quest For History 御朱印パーフェクトガイド 完全版
私は御朱印を集め始めて間もないのですが、この本を読んで初めて知ったことがたくさんありました。
霊場についてや珍しい御朱印など数多くの御朱印が載っていて、こんなに種類があることを知り、実際足を運んでみたいと思いました。
また、御朱印に関して、同じ大きさで紹介していますが、そのことで1点1点個性が際立ち、改めて御朱印は魅力的だなと感じました。
全体的に掲載されている寺社は、有名寺社など名前を知っている寺社も多く、それぞれの寺社の成り立ちなども解説してあり、手軽に読めるので、私のような寺社巡りの初心者にとっては、とても役立つ1冊だと思います。
「世界遺産」の真実---過剰な期待、大いなる誤解 (祥伝社新書185) (祥伝社新書 185)
「世界遺産検定」というものができた時から、これは一体何のためにできて、誰が受けるものかと思っていた。この著者は、その検定で世界遺産マイスターを取得している奇特な人である。そんな人が書いたものを読めば、どうしてそんな検定試験ができたのかが理解できるのかと思って読んでみた。
実際に世界遺産とはどういうものなのか、どうしたら世界遺産と認められるのかをよく分かっている人は滅多にいないと思う。少なくとも私は分かっていなかった。本書を読んで、世界遺産に興味を持った。単なる有名な観光地になる早道だと思っていたが、どうやらそうでもないことも分かった。そこには、文化、歴史、文学など深い意味があることに私は共感した。私は言語と文化に大いに興味があるが、世界遺産に少し「のめりこんで」みようかと思ったりもしている。
世界遺産って一体何?と思っている方、是非読んでみるといいと思う。