ひぐらしのなく頃に祭(通常版)
・評価できる点
シナリオはボリュームたっぷりで、じっくりやりたい人にオススメです。
私はボイススキップ無しで75時間ほどかかりました。CGも綺麗ですし、
丁寧に作りこまれています。システム周りもしっかりしており、
快適にプレイできます。
・不満が残る点
TIPSにボイスが入らないのが残念。文字も細かくて読みにくいです。
またシナリオの長さに対しイベントCGが少ない気がします。
ひぐらしには"魅せる"シーンが豊富にあるので、もうちょっと
数を増やして欲しかったですね。
選択肢ですが、シナリオの分岐に必要性を感じません。
やはり原作の発売順にプレイするのが一番理解しやすく、楽しめるでしょう。
二週目以降、序盤は「選択肢までスキップ」の単純作業になってしまいました。
・新シナリオについて
原作ファンにとっては出来が気になるところだと思いますが、
盥回し編はシステムの都合上仕方なく追加された感じです。
憑落し編も蛇足感が否めません。澪尽し編は人物の行動の背景となる
エピソードが大幅に削られており、物語の理解に支障がでてしまうかも。
ですが話自体は非常にきれいまとめられており
「なるほど、そうきたか!」というのが率直な感想です。
色々不満を書き連ねてしまいましたが、ほとんどは原作をプレイしていなければ
気がつかない程度のものです。PS2の製品として十分プレイに耐えうる出来であり、
本作の魅力であるホラー要素は十分楽しめるでしょう。
原作未プレイの方に対しては☆5つ以上の評価でお勧めします。
原作をプレイしたがCGとボイスでさらに感情移入したい方、
再プレイして伏線を回収するのが楽しみな方には☆4つの評価をご参考に。
ひぐらしのなく頃に祭 カケラ遊び(通常版)
あまりひぐらしに関する知識もなく、初めてのプレイがこの「祭 カケラ遊び」でした。
結論から言いますと、どっぷりとハマリました。
ストーリーの方は全10話で、それを順に読み進めるうちに始めは分からなかった謎が解けていきます。話の構成がおもしろいです。
そのうち2話はゲームオリジナルとの事ですが、あまり他の話と変わりばえしないので、お勧めとは言えません。
惨劇をいかにして回避するかという話です。惨劇に至ってしまった原因、それを回避する為の方法・・・それはとても大事な事を伝えようとしています。ぜひ後半まで読み進めて感じてもらいたいです。
私はクリアするまでに140時間くらいかかりました・・・
最終章あたりは少しだれてしまいました。
ですので、時間のある方向けでしょうか。
セリフはほぼ全て声優さんが喋っていてそのセリフ量に驚きました。声優好きの方にはお勧めですね。