沈黙の春 (新潮文庫)
私たちの周りでは害虫駆除のために用いられる薬品によって本来は害のない動物までもが殺傷されるということが頻繁に起こっています。この本には、つい最近まで用いられてきた薬品によって食物連鎖の関係が壊れるといった自然破壊が行われてきたことをありのまま述べてあります。環境問題を深刻に考える良い機会になると思います。
少しでも環境問題を考えてみたい人は、ぜひ一読を!
食品の裏側―みんな大好きな食品添加物
添加物が怖い、という本は何度か読んできましたが、この本がそれらの本と違うところは、添加物を使い始めた工場などの人が、どのようにそれら添加物を営業マンに売り込まれて使い始めたのかという話が導入部分にあるところです。
添加物の導入を決めた食品メーカーの人たちはみんな鬼のような人たちなのか、というとそんなことはなくて、自社工場の中で それぞれ小さな悩みを持つ人たちです。 その悩みがちいさければ小さいほど、解決案として提示された添加物の効力も小さいものと思ってしまうのですが、そこがこわい所ですね。例えば、餃子の皮を作る工場では皮が時々機械にくっつき ラインを止めるのが大変だと聞いた著者が、”これをいれたらくっつかなくなりますよ”と、新しい添加物を提案し、採用された、ということです。
読者の私まで 効率が上がってよかったですねー。皮がくっつかなくなる程度の添加物なんてたいしたことなさそうですね。なんて言いたくなるほどです。工場側に立ててしまうのがこの本の怖さでした。
後半では 家で主婦が時間をかけて食事を作っている姿を子供に見せないと 食事っていうのは時間をかけなくても努力しなくてもできるものと思わせてしまうので、とても危険ですよ。と”何事も簡単にできてしまうなら、そっちのほうがいいのだ”という考え方そのものに警鐘をならしています。
そこではっとさせられました。工場の側にたててしまったのは、私自身も家族の食事を作る身として、工場長と同じ立場の人間だったんですねー。私もいろいろ言い訳します。今日は疲れたとか、大量に食べるわけじゃないんだから、とか、それが人間だし。。。ということで工場長と同じなわけです。
最後に 食品メーカーの中でも 添加物に頼らず、商品を強くしていった例がもっともっとあれば、更に強い希望が持てたかもなあ、と思いました。 添加物を売り込み、成功した話以外に、失敗した話、例えば、同様の工場内の悩みがあっても添加物の採用を断った人の話など。。。そんな話もあったなら、是非ききたかったですね。これからの世の中をどう生きていくか、そういう人の生き方はとても参考になりそうですし。
屍病汚染 DEAD RISING [DVD]
いろいろヒドい作品は観てきたけどそこまでエゲツないできではないとおもうよ〜
確かに全体的にちゃちい作りかもしれんがそれなり観れました〜
ゲームほどスケールはデカくないからあまり期待し過ぎずに観て下さいね〜
踊れ
ドラマ「おせん」主題歌。
そのせいなのか、他のMicroの歌と比べてちょっと「和」な感じがすると思います。
歌詞は「僕」の信念と人生論、矛盾と混沌の中で成長してゆこう、みたいな感じですが。
とにかくサビが圧巻。力強いメロディー。様々な楽器が叩き付けるように、舞うように鳴る。大声で叫びたくなるような、血湧き肉踊る感じ。まさにタイトル通り。
ジャケットもカラフルで爽快で歌と良く合ってると思います。
ジャパニーズ・レゲエの旗手の底力を感じさせる一枚。レゲエが好きな方、キマグレンの「Life」などが好きな方、ドラマで気になった方にオススメです。