長崎ちゃんぽん 12個
インターネットのブログで即席めん(表現がふるいね〜)のランキングをやっていた。カップめんの部で第一位だったのが、この「長崎ちゃんぽん」。マルタイなんていうメーカーは知らん、でも喰ってみた〜い!というのが人情でしょ。
というわけで探してみましたが、どこのスーパーにもありません。店員に聞いても「知りません」というのがほとんど。
やっと見つけたのがこれ。なんてったって送料無料がいいやね。モノによっては商品より送料のほうが高い!なんぞと言うこともありますからね。
味のほうはというと、確かにつるつめんの舌触りは滑らかですが、皆さんが絶賛するほどではありません。上の中というところでしょうか。マ、買って損はなさそうですが。
ちゃんぽんと長崎華僑―美味しい日中文化交流史 (長崎新聞新書)
前半は四海楼の創業者、著者の曽祖父である平順が長崎に渡るところからはじまる。平順が希望や不安を抱えながら長崎港にたどり着く様は想像力を掻き立てられる。ちゃんぽんの誕生からその特徴、四海楼で織り成される人間模様が移り変わる歴史とともに書かれておりより深く知ることができた。
また戦時のさなかも長崎に残りつづけた華僑の人々は少なからず差別や弾圧を受けたことだろう。店舗を解体するくだりは悲痛な思いが伝わってくる。それでも長崎の人情を信じて生活を続けた華僑の人々の「落地生根」という生き様が伝わってくる。
後半では華僑の祭事について詳細にまとめてある。
初めて知る事ばかりで新たな発見ばかりだった。ランタンフェスティバルなどにお邪魔したこともあったがこの本を読んでおけばそのルーツやしきたりが良く分かりさらに楽しみが増すだろう。中華街や唐人町観光にもより深みを増すのではないか。長崎学読本ともいえるだろう。
全体を通して感じるのは華僑としての誇りと家族愛、そして長崎への郷土愛だ。 また四海楼のちゃんぽんが食べたくなりました。