カンタービレ
5曲目の「オンブラ・マイ・フ」。
母が「優しい音がする」と言っていました。
“優しい旋律”ではなく“優しい音”であるところが、真理子さんのヴァイオリンだな、と思いました。
コピー・コントロールが解除になっています。
とてもとてもいい音がします。
生きてて良かったと思える音が聞こえてきます。
千住明サウンドトラックス1998~2006
風林火山のサウンドトラックを聴きこんでからこのCDを買ったんですが、
同じ作風の曲が多く、特に「黄泉がえり」はそっくり。
風林火山だけにしとけば良かった・・・・
作曲者が同じだから仕方ないのですが、あまり感動は無かったです。
ほんまもんでいきなはれ―「ごま豆腐天下一」の庵主さん一代記 (文春文庫)
千住真理子の奏でるバイオリンの美しい主題歌で心を和ませてくれたNHK朝の連続ドラマ『ほんまもん』のモデルとなった、実在の(いまでも健在)の尼僧が語る波乱万丈の人生。
これぞまさに波乱万丈、まことにもってすさまじいまでの激しい人生である。
京都の尼寺での厳しい修業の日々、生涯最大の恋愛とその後の瀕死の交通事故からの奇跡的な生還、そして「ごま豆腐」天下一になるまで。
「ごま豆腐」を毎日作り続ける毎日にも毀誉褒貶の評価がつきまとうが、これもまた仏道、と己の選んだ道を後悔せずに生き抜くすがすがしさ。
読みだすうちに、文庫本カバーのおだやかな笑顔からはうかがい知れない激しい人生を知り、本来は辛気臭いはずの尼僧の人生、お寺の経営問題にも興味をもって読みふけっている自分を見出した。
「ほんまもん」の人生がここにある。
ドラマージュ ザ・モーニング~NHK連続テレビ小説テーマ集~
このCDにはここ10数年のNHK朝のテレビ小説の主題歌が収録されるようです。ただし、完全にオリジナルな主題歌(8時15分に流れたもの)でないところが残念でたまりません。また、年度も連続性がないところが物足りなく思えます。
個人的には曲を聞けば8時15分が思い浮かぶような、完全オリジナル主題歌集であってほしかったです。かつてレコ-ド時代には第1回の「娘と私」から「おしん」あたりまでの主題歌をすべて収めたレコ-ドも発売されたこともあったのですが、それと同じ趣向でここ10数年の間の主題歌集CDとしてほしかったです。大河ドラマは時折まとまったものがCD化されてますから朝ドラもできるはずなんですが。
今回収録されたものをみても、古いほうで「ひらり」「ええにょぼ」「かりん」「ぴあの」と続いたかと思うと、ぽっかりと「春よ来い」「走らんか」「ふたりっ子」「甘辛しゃん」「天うらら」「やんちゃくれ」などがごっそり抜け落ちてたりして、中途半端な感が残るのはしかたのないことなのでしょうか?
それでも収録されている曲はどれもすばらしいものです。またこれくらい曲がまとまったものは最近では他にはありませんから、このCDでしばらくは8時15分の余韻を夢見ることにしましょう。