デッドマン・ウォーキング (徳間文庫)
死刑という難しい題材ですが,この物語はいろいろなことを考えさせられます. 死刑囚の立場から見た話なので,一概に死刑は良くないとはいえませんが,計算された殺人という言葉が心に残りました. 死刑のこと少しわかった気がします. この本をよんで一人でも多くに人の死についてかんがえてくれたら...と思います.
デッド・マン・ウォーキング
渋めのビッグ・ネームの新録音曲が多く、それだけで買う価値のある作品と思います。
B.スプリングスティーンの新曲も勿論だけど、この頃何をやっているのかあまり伝わってこなかったTom Waitsの空白の時期の新録音が2曲入っているのが嬉しい。
日本では知名度が低いライル・ラヴェットを知ることが出来たのもこのCDのおかげで、感謝!
デッドマン・ウォーキング [DVD]
再発売になるたびに売り切れてしまう、
映画ファン必見の名作映画。
レンタルで観てから、ずっとDVDを欲しいと思っていたけど、
ついつい買いそびれてしまっていたので、
今度こそ購入したいと思います。
脚本も素晴らしいですが、ショーンペンとスーザン・サランドンの
演技がとにかく素晴らしい。
死刑制度を通して、命の尊さ、人を裁くことの難しさを痛感させられました。
裁判員制度が始まり、いつ自分が人を裁く立場になるかわからない今、
ぜひ多くの人に見てほしい傑作です。
デッドマン・ウォーキング [DVD]
「dead man walking」とは死刑囚が処刑場へと向かうことを指している。数人の看守に身体を抑えつけられながら、死刑囚は自分を待ち受ける”死”へ向かって歩いてゆく。
ショーン・ペンが死刑囚を、そしてスーザン・サランドンが彼の死まで付き添う聖職者を演じている。死刑囚は無罪を主張し続け彼女に助けを求めたが、優秀な弁護団など到底雇うことのできない貧しさのために、裁判では常に不利な判決を受けてしまう。彼が本当に罪を犯したのか、それとも無実なのかは映画の終わりになるまでわからない。だが、彼は最後に全てを話し、そこで物語が終わる。
物語の核となるのは若いカップルが森の中で殺害された時点にまで遡る。息子、娘を殺された被害者の家族たちは終始、暗く、死刑囚が殺されることを心から願っている。一方で死刑囚はといえば、無罪を主張しているわけだから、当然互いの主張は反発し合うばかりで、妥協点を見出すことはない。これらの二つの立場を、聖職者の視点から観客は見ることになる。どちらか片方だけに偏ることはなく、作品では常に中立が保たれる。
世界には解決できない問題もあるのかもしれないと考えさせられました。時間によって事件が風化する意外に、決着の着きようがない問題もあるのではないか、と。民族の歴史、宗教の対立、そして死刑制度の賛否についても・・・
難しいテーマを取り上げた作品ですが、誰にでも共感する部分はあるでしょう。ただ感傷的に観客の感情に訴えて終わりはしません。現実を描き、しっかりと最後まで撮りきっています。人によって感じ方は様々だとは思いますが、きっと、観て良かったと感じるのではないでしょうか。
デッドマン・ウォーキング(字幕 [VHS]
つい先日『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を見て、ラストに心臓をもぎ取られるようなショックと後味の悪さを感じたばっかりのところで、この作品を見た。で、また死刑か。今度は注射によるものだったけれど、注射は傍目には静かで安らかな死を想像するかもしれないけれど、実は本人の体の中では泣き叫びたいほどの苦しみを伴うという。そんな場面を映像化しながら、一刻一刻迫ってくるその時間。死刑を宣告されたものに、もう希望はない。