パトリシアン 3 日本語版
交易、海戦だけでなく、市長や議会議長になるなど政治経済も取り入れたゲームです。金の使い道はたくさんあるので金が余ることは無いはず。
全体的に難易度は高く感じましたが慣れるとそうでもなくなる。しかし交易するにも、街の人口が低ければ需要がなくなるし、職がなければ人も寄り付かないので、生産施設も必要になる。でもって施設を無駄につくれば在庫を捌けなくて赤字になるなど、かなり連鎖してるので頭使います。
最高権力者になったとしてもゴールではありません。その数倍の時間を掛けて、すべての街を開拓して名声を得るなど、やる事はたくさんあります。私は飽きましたけど。
ラブラブ・らんぶる (富士美コミックス)
一言で言えばそんな作品。ともかく絵が巧い。巻頭カラーHシーンは艶感が弱くイマイチだが(表紙とは色使いが違う)、モノクロになると見え方が全く違う!性器描写は、主線がヤヤ太いものの、シンプルにリアル路線でマル。汁描写はあまり派手さは無いが程良い量で、性器が見え易くて良い。もう少し質感にエグさが有れば興奮度UPか。 一方、女性キャラの仕草や表情がエロカワイく、興奮させてくれる(笑)。アヘ顔(アホ顔?)が無いのも個人的には好感度高し。 構成は、まるごと表題作の長編だが、表紙の2人をメインに据えつつ、同級生や人妻等多彩なキャラが登場し、ハーレムプレイ多し。しかも殆どのキャラで抜けるコマ割りなので、実用性充分!ストーリーもシンプルなので、エロに集中出来る。正にオカズとして長く使える作品。逆に、エロ漫画に読み物としての価値を望む人には味気無いかも? 著者の絵は個性と普遍性が融合してるので、素晴らしい。見た目ハードなだけの作品が多い中で、中身のエロさを感じさせる本作は貴重な存在だ。消しも薄いし、オカズを求める人に推薦!
ハンザスカイ 1 (少年チャンピオン・コミックス)
ストーリーのプロットは既に食傷気味なほど使い古された「はぐれ者の不良orいじめられっ子がスポーツに出会って才能を発揮していく中で、自分の居場所を獲得していく」という王道中の王道ですが、そのスポーツが珍しい。
ジャンプであえなく打ち切りを喰らった『BE TAKUTO』以来の、伝統派空手を題材にした漫画です。(月刊空手道などの専門誌に連載されてたものは別として)
ポイント制で試合をする伝統派空手は、どうしてもノックダウン制のフルコン空手や、実戦に主眼を置く古伝空手と比べれば漫画の題材として地味ですが(刃牙における独歩や克巳と、栗木さんや中学の先輩の扱いの差を考えれば分かりやすいかと)それを敢えて選んだところが面白い。
とは言うものの漫画らしくデフォルメされているため、練習や試合の描写がリアルかどうかという観点から見ると物足りない部分もありますが、空手を軸に、一人の少年が自分の居場所を獲得していく青春スポーツ物語としては期待が持てそうです。
連載では既に組手試合が始まってますが、出来れば今後の展開で型の方も掘り下げてもらえれば……と思います。
ナイルのうた
もう15年近く前になるだろうか。鎌倉・光明寺でハムザ・エルディーンのコンサートを聴いた。ウード、或いはタールという楽器を手に語るようにナイルの歌を歌う白装束の老人こそ、ハムザ・エルディーンだった。彼は、もう今はダムの底に沈んでしまったと言う自分の故郷の歌を歌い続ける。
このCDにはそのコンサートで演奏された曲がいくつも収められている。目を閉じて聴くと、今でもあの時の光景が浮かんでくる。頑ななまでに自分の音を追及した白装束の老人の姿が。