
復讐の天使 PART1 [VHS]
達男(高橋和也)はバカなんだけど嫌いになれない。ペルー育ちの日本人(役所広司)は、見たこと無いけど本当にペルー人みたい。2人のタクシーでの旅は回り道をしながら、復讐の地へ・・・。出演者のインタビューがまたいい。登場人物になりカメラに向かい、それぞれインタビューを受けている。わざとらしいんだけど、たまらない。是非、わすれずに2も見る事!

逆説の日本史〈6〉中世神風編 (小学館文庫)
前半の部分は宗教的な理解・知識に疎い私が、日本仏教史を非常に解りやすく説明されており、興味を抱くきっかけとして入門書的役割を担ってくれた。これは氏のシリーズで一貫して主張されているところであるが、やはり宗教的理解なくして歴史を、特に歴史上の人物の行動の動機を推理することは難しいと感じされられた。
後半の元寇の分析に関しては、元寇での日本の勝利を「ビギナーズラック」とし、現在も続くと思われる日本の外交・軍事音痴ぶりを、鋭く指摘する。
シリーズの中でも特にお勧めの書と考える。

特攻 空母バンカーヒルと二人のカミカゼ-米軍兵士が見た沖縄特攻戦の真実
ジョン・F・ケネディの甥っ子が、米空母バンカーヒルに突っ込んだ2機の神風とバンカーヒルについて、膨大な資料とインタビューで綴った本です。
なぜ日本が米国に戦争をしかけるに至ったか、米国が劣勢の序盤をどう巻き返すのか、なぜバンカーヒルという強力な空母ができあがったのか、そしてなぜ日本が神風特攻隊を投入せざるを得なかったのかが克明に描かれています。
1945年5月11日、バンカーヒルには、安則機、小川機の順に突入しますが、小川清がバンカーヒルに突入したということはこの本で初めて明らかにした事実です。
また、個人的には特攻機突入後、バンカーヒルを立て直すべく最善を尽くすカーマイケル機関長の活躍に胸を打たれました。
「彼らの最後の望みは、未来の日本人が特攻隊の精神を受け継いで、強い心を持ち、苦難に耐えてくれることだった。」カバー見返しのこの部分を読んで感情に突き動かされるものがあり、思わず購入しましたが、本を読み終えて、特攻は今に生きる僕らを本当に勇気づけてくれていると改めて思いました。こういったことを日本の歴史を教える学校の先生からではなく、当時敵国だったアメリカ人が書いた本で学ぶというのも皮肉なものです。
著者は、日本とアメリカをきわめて公平、公正にこの本に表現していて、何よりも日本軍、米軍を問わず神風のパイロットや一人一人の兵士、将官全ての人に愛を持って描いていると感じました。
私の父は終戦当時日本海軍の若い士官でした。父の関わった戦争について多くを教えてくれたこの本を父にプレゼントしました。
(2010.08.05追記)本書に関するYOU TUBEを見つけました:
http://www.youtube.com/watch?v=kBN-cEkuPBE&feature=player_embedded

Recording&Tour Official Book CALLING (ヤマハムックシリーズ 45)
音楽やファンに対するお二人の想いがギュッと詰まった一冊です。勿論、笑える要素も♪CDが一番笑えましたが、「アルバムの言葉達」もクスリとさせられました。このような本を作って下さるミュージシャンは他にいらっしゃるのでしょうか。コブクロ好きになってよかった…と改めて思えました。

人情紙風船 [DVD]
本当にもっともっと山中監督の作品を見たいです。画面が(構図が)古さを一つも感じさせません。そして、作られた年代を考えれば、このDVDの画質、また台詞の明瞭さはすばらしい。東宝DVDスタッフの皆さんに感謝の拍手を贈ります。これからもこの東宝のシリーズ、期待大ですね。