ベスト・マリア・カラス100
これまでもカラスのオペラアリア集を買ってきましたが、量、質ともに充実しているのがこのCDです。例えば、『ノルマ』なら、『清らかな女神』だけでなく、きちんとフィナーレやアダルジーザとの二重唱も収録されていて、抜粋でありながらきちんとオペラの筋をなぞってあります。これは、まだ『ノルマ』を聞いたことのない、知らないという人にはありがたい構成です。また、カラスだけでなく共演者も中々充実していて、前述の『ノルマ』ではクリスタ・ルートヴィッヒ、『ルチア』ではジュゼッペ・ディ・ステファノ、『セヴィリアの理髪師』の「それじゃ私ね」では、ティト・ゴッビと言うように名歌手のすばらしい歌声も聴けるのでカラスだけでなく、他の歌手たちも楽しめます。
100曲も収録されていて、3000円という良心的な価格設定もうれしい良品です。
すぐに役立つ366日記念日事典
「 楽しいから続くこと 」
年間約4億冊売れる日本のカレンダー(同著P54、日本人はなぜ記念日が好きなのか?より)。 四季折々の歳時を楽しむ日付好きの国民性ゆえに、記念日に対する関心もまた高くなる。
と、そうした理屈を抜きにただ、眺めていても面白い。 例えば6月1日は、アイデアの日。 水に溶ける紙が付属していた“スパイ手帳”や、象が踏んでも壊れない筆箱など、子供の頃の楽しい記憶が蘇る。 あぁそうか…、なるほど……と、思わず笑みがこぼれてしまう。
ワクワク待ち遠しい記念日は、楽しいばかりか、マーケティングのヒントも盛り沢山。 地域のブランドづくりや、会社の業績を向上させるPRとしての記念日制定など、成功例のベンチマークに事欠かず。
毎年やって来る記念日、記念日を活かすPR戦略。 楽しいから続くアイデアの書として、ブランドづくりにも役立つ、記念日とともに刻まれるべき一冊だと思います。
[四訂版]今日は何の日 (PHPハンドブック)
今日は何の日?は毎朝のラジオなどで軽く知らされているかと思う。本書は366日の一日毎に5〜10項目その日に関する事柄を列記している。ありふれた行事・記念日を並べても印象に残らず、かえって語呂合わせの方がナンセンス・こじつけの面白味がある。
有名人の誕生日が毎日二人ずつ挙げられているので、嬉しくなる。逝去の日は縁起が悪いからか、本書では避けているのも一つの配慮か。更に「五訂版」が続くはずだが、時代の動きをいちはやく察知して「何の日」の面白そうなのを加えていってほしい。
きのう何食べた?(2) (モーニングKC)
待ちに待った新刊・・・!!
シロさんの作る、涎の垂れそうな料理も、
ケンジの幸せそうな食べっぷりも、
見ててホントに愛おしい・・・
この巻も二人の幸せな食生活が描かれてて、読んでて嬉しくなってきます。
それに加えて、
40代のシロさんの心情が、1巻以上に細やかに描かれていたように思いました。
気になるコレステロール。 一緒に暮らす人との距離感。 そして、親。
若いときには好きにならなかったかもしれない相手が
今、会えてよかったと思える人になる。
そして、その人と食べる毎日の食事。
丁寧な料理の描写に、食べる事(生きる事)を大事にしている空気感が
溢れてました。
ブリ大根や志乃さんのエピソードも大好きですが、
この時季なので♯9の出会いの話が一番好きですね〜♪
ケーキの選択には膝を打つ!!って感じでした。