契約結婚 オリジナル・サウンドトラック
氷壁』『監査法人』など近年NHKドラマの音楽を多く手がけている村松崇継さんが2005年に初めて昼帯ドラマを担当した作品です。
ドラマは1962年発表の石川達三の小説を、現代の出版社でバリバリ働く女性の物語に脚色したものでしたが、M−2『愛の夢と儚い愛』で提示される主題のフレーズの、ほのかに大時代な空気感が微笑ましい。
時代の先端を行くハンサムウーマンを目指しつつも、昔ながらの温かい家庭の妻、母像も捨てがたい。揺れる女心を、旋律で照らし出すようなアルバムです。
村松さん自身の闊達なピアノの音がフロントに出るいくつかの曲、特にM−11『心のやすらぎ』に心洗われます。セルフライナーノーツも、音色同様とてもピュアで好感が持てました。
ドニゼッティ : 歌劇「ランメルモールのルチア」(全曲)
もともとドラマティックなオペラをオリジナル楽器とオリジナル譜による演奏でより浮き彫りにしているのだが、ロストの清らかで一途なルチアはカラスのカリスマやグルベローヴァの超絶技巧を聴かせるものではないが実に可憐。有名なアリアのカンデンツァが無いことが寧ろオペラの進行にプラスになっている点もマッケラスの判断の正しさを裏付けている。(カンデンツァ付きのアリアはロストのアリア集で聞ける)ともかくオリジナル譜によるロストのルチアを聴く為の録音。
“35歳”を救え なぜ10年前の35歳より年収が200万円も低いのか
同じタイトルのNHK特番を、
書籍化したものです。
何人かの35歳世代の現状(あるいは惨状?)を
レポートしていて、
その様子は身につまされます。
非正規雇用、派遣打ち切り、経済的に未婚・子無し…
自分自身も、
同世代なので他人事ではありません。
35歳世代の給料と出生率が上がらないと、
経済成長が滞り、税収が減り、社会保障削減となり、
未来の日本に多大なダメージに。
団塊世代の介護サービスが大幅に低下しかねない。
この警鐘は、もっとなされていいと思います。
若者の問題ではなく、日本全体の問題。
こう捉えた視点は、意義があります。
公共放送NHKが放送したことで、
社会問題として、より認識が高まったのではないでしょうか。
ただ提言の中身が薄い。
対策として、雇用サポートと、
出産育児サポートを挙げていますが、
つっこみが甘いと感じました。
今作は、いわば「35歳を救え!報告版」。
対策をより厚した「35歳を救え!提言版」を
企画してはどうでしょう?
契約結婚 (ミッシイコミックス Happy Wedding Comics)
読後感の良さに太鼓判を押します!
契約結婚:キャリア志向で恋愛にとんと薄い主任千子が、前社長の息子から契約結婚を申し込まれ…。やり手にみえるヒーローとヒロインですが、どちらも間抜けな人間味があって、面白可笑しいラブストーリー。
単身フニン?:「赴任」と「不妊」ということばを引っかけたお話。キャリアアップのチャンスが巡ってきた茜と夫とのコメディ仕立て?のラブストーリー。
妻・失踪!?:夫の浮気に気づきつつも、受胎告知をされてしまった妻。今後を考える為に失踪を企てるが…。夫の妻への想いと心のすれ違いが切なさをもって描かれている。でもラブコメディ仕立てってところが原さんの作品っぽくてとてもイイ。
背中から…:石神&原コンビの作品。他では絶対読めない奇想天外?な展開と人間関係が魅力。ドタバタのラブコメのようでいてセンチメンタルでもあり…。病みつきの味わい!?
届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ
Gackt氏が雑誌で語っていたように、ヘビー・パワー・バラード。
聴いてみて思わず涙してしまった私。期待以上の素晴らしい作品でした。
歌詞、メロディー共にかなりの切なさを帯びていて、Gacktファンならずとも聴いてほしい1枚です。きっとあなたの心にも届くはず…
当初4/27発売予定でしたが、それがここまで延びたのにはきっと理由があるのでしょう。それだけ影響力のある楽曲だと思います。
間奏でのエレキギターの音色さえ切なく、その後すべての音が一瞬消え、静かに始まるGackt氏のピアノ。
ぜひ聴いてみてください。そしてGackt worldに浸ってほしい。
c/wはV系的なmusicで、歌詞もまたGackt氏にしか綴れない切ないものです。本当にオススメできます。