スタまにシリーズ:少女革命ウテナ
少女革命ウテナは面白い。
ただ、話の内容はかなりシュールな感じがして、頭で考えるアニメではなく、心で感じるアニメだと思います。
それを際立たせているのが、J.a.シーザーの曲。
もう一度聞いてしまうと、奇怪なメロディや詞が頭から離れなくなってしまいます。
その奇怪さがウテナの世界観にマッチングしてるんでしょうね。
セイバーマリオネット・ベスト
林原ソングと言えばスレイヤーズ系の熱い前向きな曲を思い浮かべる人も多いはず。そんな方に聴いて頂きたい。セイバーマリオネットの曲たちはスレイヤーズ系とはまた違った魅力を持っています。何と言っても歌詞が素晴らしいです。聴いていると知らずに涙が・・・。熱い曲ではないですが、優しさと強さのある名曲ぞろいです。
もちろん、林原さんの曲以外も名曲が揃っています。特に子安さんが歌っている曲が好きです。三枚目もこなす、子安さんの芸の広さに感服です。
連続ドラマW「マークスの山」オリジナルサウンドトラック
全体的にメロディアスさより、現代音楽的なアプローチが強めだと思います。
オペラを思う荘厳なメインテーマ曲『MARKS』から始まる本作は、アンビエントと現代音楽、インダストリアルと宗教音楽…など、様々な要素が融合した緻密な構成楽曲が集い、音の芸術性・実験性が印象的だと感じる楽曲が多く、聴き込むほど全体の面白さが熟成されて来ます。
個人的には19曲目から23曲目まで、『M』『A』『R』『K』『S』と題された一連の楽曲と、ラストを飾る『DESTINY』の間合いにも惹かれました。
また、男性ボーカル曲『INSANITY LOVE』は、メロディーラインと音色・声の美しさのバランスが際立った素晴らしい楽曲。
わずか3分46秒で終わってしまうのが残念ですが、その短さが、より幻想的で儚い世界を感じさせるのでしょうか。
ドラマ自体はDVD発売を待つ身ですが、上川隆也さんを始め、素晴らしい名優方が集った物語を、これらのサウンドがどんな風に彩っているのか、
劇的な幕開けを飾る魅力的な『MARKS』に、ドラマの映像美・面白さを期待しながら本作品を楽しんでいます。