町長襲撃―産廃とテロに揺れた町
「市民」や行政の動きをしっかり書いてある。市民の努力や県のDQNな対応などはよくわかった。
しかし本書を「市民」の出す本と違う点を上げるとすれば産廃業者の言い分が入っていることだろう。ゴミを捨てるのであれば誰かが処分しなければならない。だから「悪貨が良貨を駆逐する」状況の中で奮闘する業者にはエールを送りたい。書いてある通りだったらね。
悪貨に舐められない行政というのを期待したいが・・・
襲われて―産廃の闇、自治の光
町長が襲撃された事件は報道で知っていましたが、過去の事として殆ど忘れていました。しかし最近新聞の書評でこの本の存在を知り、早速購入しました。殆どの登場人物が実名で書かれているので迫力があります。襲撃されて頭蓋骨骨折、右腕骨折等の瀕死の重傷を負いながら、直後の行動には身震いがします。柳川さんのような人が数人でも出てくれば、日本はもっともっと良くなるでしょう。