出雲の阿国 DVD-BOX
このドラマを支えるのは、菊川伶が演じる阿国の屈託のない笑顔だろうか?出雲で淋しい思いをしていた阿国が、踊る喜びを知ってから、どんどん表情が明るくなっていく。野心家の三九郎とは、対照的だ!ただ、踊る事の喜びの為、客層も選ばない。上層志向の三九郎とは、本当に対照的なのだ!しかし、その三九郎にも、そこまで来る様々な苦悩があって、、、。一概に善とも悪とも表現できないが、三九郎や菊は、いわば敗者なのだ!客層を選んで、上層志向なのが代えって仇になった。そんな難しい心理描写を堺雅人さんが演じる事によって、より役に深みが出る。阿国は、結構波瀾万丈の人生なのに前向きに生きている。そんな阿国のけなげさ、芯な強さに魅かれて、最後までいっきに見てしまうのかもしれない。鈴木一真の、おとぼけな演技もなかなか良い味が出ています。
出雲の阿国 上 改版 中公文庫 あ 32-8
以前は「自立」っていうのは、ちょっと敬遠していた。
可愛げがなくなると困るから。
しかし、自分には必要かもと思った時に、偶然手にした本でした。
(1年くらい前デス)
だからといって主人公と自分を重ねたりはしないですが、
この作者の文章に引き込まれました。
その時代だから壮絶な人生は阿国だけではないと思います。
阿国という女性に親しみをもって読めました。
斐伊川やたたらなど、身近に住んでいるので、想像しやすく楽しかったデス。
オススメです。
出雲の阿国 下 改版 中公文庫 あ 32-9
歌舞伎創設者として歴史的史実の乏しい阿国を見事に描いている。数多くの歴史時代小説に断片的には登場するがその人物像を知りたく読んでみた。以外だったのは江戸へは行ったもののほとんどの活躍場所が都(京)であったことだ。もっと全国行脚したものと思っていたし、後年まで踊り続けたと想像していた。戦国武将の読み物とは違った感覚で大変面白い。歴史小説211作品目の感想。2009/12/09
出雲の阿国 第三集 [DVD]
どうやって、阿国歌舞伎一座が、一世を風靡したのかという過程を丁寧に描いていて、男性をしのぐ、人々を魅了する力、、、。そこには、敢えて『天下一』を気にも留めない無欲な阿国の姿があったから、、、。こういう感じは、いまの芸能界にもあるかもしれないですね、、、。売ろうとするのではなく、芸事が、単純に楽しければ、知らない間に人は、魅了されていくものだ。しかし、何度か男のプライドというか、昔は特に男よりも女が優れていると実感してしまう瞬間は、つらいものなのだろうか?阿国は、結構、ただ踊りの好きな普通の女であるにもかかわらず、男に去られてしまう。堺雅人さん演じる三九郎は、本当にプライドの固まりというか、こんな男に貢いでは、いけないというかすぐにすさんで、女をあっけなく捨てる人間だが、堺雅人さんが、演じると、ひとつひとつのセリフが心に染み入る瞬間があって深い、、、。しかし、夢破れ、後半は、あまり出番が少なく残念だった。しかし、最後には阿国に心に残るセリフを残し、謎に消えていく、、、。いいところは、すべて鈴木一真が、持っていってしまったか?!最後は阿国も出雲に帰り出雲で死す。予想外に印象に残るストーリーでした。三九郎を奪った、阿国の妹は、映画『ココニイルコト』で、堺雅人さんの妹役をやった原田夏希さんですね、、、。妹役の後に恋人役かぁ、、、。なにげにいつも女には困らない役が多い堺雅人さん、新たな一面を見れた事は、たしかです。
戦え!キャプテンボニータ [DVD]
ボニータ役の吉村さんも見所ですが、
ステーションっていう支持するリーダーみたいな
役の徳井さん。相方さんですね。
めっちゃ面白いです。すごい発言が出てくるので
そこも聞いていただきたいです。
声のみの出演なのでしっかり聞いてください!