ブルガリアン・ポリフォニー(1)~JVCワールド・サウンズ
88年のフィリップ・クーテフ合唱団初来日公演に行きました。当時2~3社のCMで使われていました。
最近またCMで使われているのを聞いて、はるか昔においてきてしまった自分の中の懐かしいものが呼び覚まされました。
「ブルガリアン・ポリフォニーI・II」「ブルガリア ブルガリアン・ヴォイスRITUAL」と「ブルガリア 神秘の歌声」を併せて買ったのですが、やはりこの「ブリガリアン・ポリフォニーI」が一番のお勧めです。
民族音楽を聴くと心と体が踊り出しそうになる方に是非聴いて欲しいです。曲順まで細かく構成されたこのアルバムは感動的です。作られた方のブルガリアンヴォイスへの愛を感じます。
不思議で複雑な音程で合唱され、素朴で力強くそして独特のリズムがあります。前半は透明感と厳粛さが漂い教会で賛美歌を聴いているような気分にもなります。器楽だけの曲も入っていてこれがまたいいのです。全体的に洗練されています。
ちなみに「神秘の歌声」は歌声が力強く素朴なアルバムで、土の匂いがしてきそうな感じです。「ブルガリア」はクーテフ亡き後を受け継いでいるドラ・フリストヴァの指揮の下での録音で、メンバーも入れ替わり男声も入った比較的新しい録音のようです。