ちぃちゃんのおしながき(7) (バンブーコミックス)
もはや大井昌和さんの代表作となった、「ちいちゃんのおしながき」第7巻です。
巻末にもありますが、作者の大井昌和さんも漫画家10周年とのことで、作品にも良い意味で「安定感」が出てきました。
4コマというと漫画の基本であり、なおかつ一番難しいと思われるのですが、このシリーズを7巻も続けてこられた大井さんの実力には天晴れです。
7巻では、ほんのちょっと新キャラ(ちょいキャラ?)で、「学生さん」の後輩女子が出てきますが、果たして…
その他、作中でも登場する料理は、お酒のつまみだけでなく、おかずとしてもピッタリな感じで、是非作ってみたいものです。
これからも活躍に期待しています。
おくさん 1巻 (ヤングキングコミックス)
おくさん 本名:沖田恭子さん32歳、新婚、やや天然、巨乳(B107cm)
物語は、とあるマンションにおくさんが引越ししてきたところから始まります。
ご近所さんとのお付き合いや日々の過ごし方などが淡々と描かれていますが、表情が豊かで天然な性格や その胸の大きさ等から、色々とお話が広がっていきます。
あくまでも「おくさん」がメインのつくりで、旦那さん(おくさんは愛を込めて「だーさん」と呼ぶ)は姿こそ現れるものの、肝心の顔は見せてくれません。
当然のごとくお色気のあるシーンも描かれていますが、おくさんの性格と相まってか あまりイヤみな感じにはなっていなかったので好感を持ちました。
ムダヅモ無き第二次改革 アンソロジーコミック (近代麻雀コミックス)
話題を呼んだ諷刺・格闘麻雀漫画の公式アンソロジー。
原作者の大和田先生も寄稿しており、全体的にファンは一読して損の無い出来になっている。
とは言え、オリジナルの持つ力や熱さを再現するには残念ながら至っていない。
勿論、あの水準は到達し難いものだからこそ、「ムダヅモ」は「ムダヅモ」たり得るのだろうが…
参加者の顔触れも兎に角多彩で、業界内での原作の人気の高さをそれ自体が証明しているといえる。
反面、そのために各寄稿者の紙幅が相当制限されてしまっているように思えた。
それが、先にも挙げた一種の全体的な不完全燃焼感に繋がっているのではなかろうか。