ウクレレ・マガジンVol.3 ~ACOUSTIC GUITAR MAGAZINE Presents(CD付き) (リットーミュージック・ムック)
とにかく、年に一度のお楽しみ!
アーチストの内容の濃いインタビューあり
国内外のウクレレ最新作品から、個人の製作者による
ウクレレ作品の紹介までウクレレに懸ける情熱いっぱいの一冊です!
また、TAB譜付きの楽譜が掲載されていますので新たにチャレンジ!
模範演奏のCDがとってもありがたい。
サイモン&ガーファンクルのすべて
S&Gをとりあえず聴きたい方にはおススメできるベスト盤です。
彼らの代表曲がほぼ時代順に並んでいますし、収録曲は納得の名曲ばかりです。便利な一枚です。
また、解散後に二人で録音してそれぞれのソロアルバムに収録した「マイリトルタウン」も入っていて、気が利いています。
「あの曲が入ってない」「この曲も聴きたい」という方は、オリジナルアルバムでどうぞ。
Live 1969 (Snyr) (Dig)
オークション等でしかお目にかかれなかった幻の盤を発売日に入手できました。“明日に架ける橋”40周年を祝してとあります。デジパック仕様で英文ブックレットが付いています。アルバム“明日に架ける橋”と同時期のライブ収録らしく4、8〜10、11がNew Songとして紹介されています。Carnegie Hall 2,6,12 The Long Beach Arena 1、4、8、9、11 Toledo 15、Detroit 16 St.Louis 5、17 Carbondale 3、7、10、13、14での収録live編集盤です。曲順は当時のコンサートメニューに沿って構成されているのでしょうか?
メンバーは、bass:JOE OSBORN drums:HAL BLAINE guitar:FRED CARTER.JR keybords:LARRY KNECHKTELです。ビートルズが後期スタジオ録音でライブ演奏不可の曲が多かったのに比べ、彼等のスタジオ録音にもまさる“ボクサー”“明日に架ける橋”等素晴らしいハーモニーが聴けました。6月に国内盤も発売予定です。音源が少ないグループだけに貴重であり是非お薦めです。
ナイト・オブ・ゴスペル・グローリィ [DVD]
個人的には星5つ。だが、S&Gしか知らない多くの人には是非とおすすめはしかねるので、星4つとする。
若い頃からゴスペルに惹かれていたサイモンは、進行役も務め、各ミュージシャンや曲の紹介と絡めて、ゴスペルの歴史を紹介し、ゴスペルがロックンロールなどのポピュラー・ミュージックに現在まで影響を与え続けていることを語る。登場するミュージシャンたちも、様々に形を変えながら民衆に根付いているゴスペルの姿を見事な歌で示す。ジェニファー・ホリデイはマヘリア・ジャクソンに敬意を表して熱唱し、カントリー系のオークリッジ・ボーイズはカントリー・ゴスペルを歌い(かつてサイモンと録音したサイモンの「スリップ・スライディン・アウェイ」を一緒に歌いもする)、ゴスペルの代表曲「オー、ハッピー・デイ」を作者のエドウィン・ホーキンスが妹リネットとともに歌う。ルーサー・ヴァンドロスがサム・クックの曲を歌えば、サイモンが「最高」と絶賛するアンドレ・クラウチは双子のサンドラと友人のタタ・ヴェガとともに登場、元々サイモンがゴスペルを意識して作った「明日に架ける橋」はサイモン自身にゴスペル・クワイアやホリデイとヴァンドロスを加えてまったく違った魅力を感じさせる。マイティ・クラウズ・オヴ・ジョイは、かつて黒人奴隷たちが禁止されていた秘密の祈祷会を行う合図として歌っていたというゴスペルのルーツというべきスタイルでア・カペラ・コーラスを聴かせるかと思えば、一転してパワフルな現代のゴスペルを歌う。そして、全員参加でサイモンのいかにもゴスペルらしい「哀しみにさようなら」を歌ってフィナーレを迎え、エンド・ロールに重ねて「アメイジング・グレイス」が歌われる(ただ、エピローグ的とはいえ、これが途中でブツッと切られるのは残念)。
ゴスペル初心者には格好の入門編ともなるだろうし、とりわけクリスマス・シーズンに聴くと一層感銘深いDVDだ。
サイモン&ガーファンクル 全曲解説
本のタイトルどおり、サイモン&ガーファンクル作品について、かなり深く解説がされています。専門用語が多数使われていますので、どちらかと言えば中級〜上級者向けな本と言えるでしょう。ただし、これはあくまで“作品を完全に理解するなら”ということであって、これからS&Gを聴きたいと思う方にとっても、作品をより深く楽しむうえで非常に役立つ内容となっています。
ポール・サイモンとアート・ガーファンクルのソロ作品にまで言及している本はなかなか無いので、そういう点でも彼らのファンなら持っていて損はない一冊と言えるでしょう(S&G作品ほど深くは触れていませんが。)。
勿体無いのは、ここまで詳細な内容に触れたのならば、国内盤、海外盤までまとめた詳細なディスコグラフィがあればもっと資料性が高まったのに・・・という点です。彼らの作品は大量にベスト盤が発表されているので、そういうものもすべてフォローしていれば文句なしに☆5つでした(ベスト盤等は、一部しか紹介されていません。)。
また、『グレーテスト・ヒット・エトセトラ』がCD化されていないとか、ポール・サイモンのヴィデオでしか見られない作品がDVDで発売されている、というような解説がされていて誤りが見られるのが残念でした。