ずーーっとずっと、夏
一曲目からご機嫌なアメリカンロックにのりのりです。
聴いた瞬間に80年代の夏にタイムトリップしてしまう音作りはさすが!
80年代後半にちょっとお洒落系サウンドに走ったりもしたんですが、昨年の「ずーっと、夏。」そしてこの「ずーーっとずっと、夏。」と初期の村田サウンドに原点回帰って感じで、オールドファンには嬉しいを通り越して、まだまだ頑張って人生の夏に居続けなきゃな!って気にさせてくれます。
三部作完結なんて言わずに、来年は「ずーーっとずーっとずっと、夏。」期待してます。
最後に彼の音楽や生き様の全てを表してると思う一節を彼のデビューアルバムから
「輝く季節通り過ぎて大人になるけど、終わらない夏、夢に見てるのさ俺達」
うん、俺も!!
ずーーっと、夏。
人生の夏をとうに過ぎた僕は毎年のように夏になると達郎の夏への扉を聴きながら、ハイラインの「夏への扉」を読んだり、須藤や村田の昔のCDを聴く事で僕の人生の夏を取り戻そうとあがいてきた。今度のCDは昔の曲ではなく、まさに今年の夏の新譜である。昔の僕は絶対に聴くことはできない。しかも昔の村田作品との違和感は全く感じない。村田ワールド全開なのだ。この夏はおそらくこのCDを何十回と聴くだろうけど、今年の夏はちょっとだけ人生の夏に戻れるような気がする。
SUPER GROOVER The BOX - The Perfect Singles <25th Anniversary Special>
シングルメイン&カップリング全部網羅、リミックス&リアレンジ集、クリップ集DVD。
これで全てじゃないけれど、荻野目洋子の1984からの真の意味の軌跡です。
CD収録曲は、全曲リマスタリングなので音そのものが綺麗によみがえりました。
ダンシング・ヒーローのリミックス多数ですが、スーパーユーロなアレンジ2バージョンが中々面白いですw
初期の歌はまだアイドル歌謡という範疇に納まってますが佳曲多し。
そして、ダンシング・ヒーローからのアクティブな方向へ・・・・と向かいながらも。
ブックレットのオギノメちゃんやヴィジョンファクトリーの平社長、
元担当スタッフのインタビューの裏話を読めば彼女を取り巻く時の色々な苦労が伺え、またその背景を持って聴けます。
アレは見応えありました。
個人的には、改めて「流行歌手」の頃の過激さが懐かしく、新鮮。
そして、リアレンジされたDance Beatは夜明けまで・北風のキャロルを今のオギノメちゃんが歌ったら面白そう・・・・と思いました。
ただ、他の方も仰ってましたが自身で選んだアルバム曲ベストなディスクも一つあれば・・・・とも。