ロンドン・コーリング ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー スペシャル・エディション [DVD]
長い長い映画でした。でも、ジョーについて語り尽きることはないでしょう。クラッシュを壊した挫折感と新しい自分探しの日々、忍耐と苦悩。一緒に「ウエストウェイ トゥー ザ ワールド」を見ました。10代の頃クラッシュと共に過ごしたのに、その後を知りませんでした。解散劇からメンバーが過去のこととして語れるまで長い月日が必要でした。でも、ジョーの混乱は続く。私はジョーの、クラッシュの真摯・誠実さを信じます。今更のことなのに、見て良かったと思います。長いこと私の心にすみ続けていたジョー、胸に引っかかっていたったものが取れました。クラッシュと共に過ごせた日々を誇らしく思えます。
カリフォルニケイション
1999年、RHCPのアルバムです。
RHCPは、様々な魅力を併せ持っているバンドですが、私にとって、RHCPの最大の魅力は、John Frusciante!!!
カラカラに渇いたトーンで、やるせないフレーズを紡ぎ出す、John!
居合いのように激しく切り込む、ピリ辛カッティングを刻み込む、John!
。。。本当に、「帰ってきた!」という実感を与えてくれるアルバムです。
いきなり激辛カッティングでJohnの復帰を告げる、tr. 1
リズム隊のスピード感、Anthony & Johnのうねりが見事な、tr. 2
やるせない感じで、メローな雰囲気を持った、tr. 4
夢と現実の落差を感じさせるようなAメロ、力と感動を与えるサビへ流れる超名曲、tr. 6
アメリカ放浪記のような、素朴で心温まるアコースティック・ソング、tr. 16
。。。などなど、素晴らしい曲が、満載です。
人によって各曲の好みは変わると思いますが、どの曲も外せないくらい、1枚まるまる「素晴らしいアルバム」です。
全体的に、メロディが重視されており、かつてのFunky路線な曲は、減っています。
また、曲や歌メロが、メローな感じを持ちつつも、バンドサウンドは、ザラついたトゲトゲしいピリ辛な感じです。
「RHCPファン」「John Fruscianteファン」には、マストCD。
特に、"Under the Bridge"が好きで前作「One Hot Minute」に物足りなさを感じる人には、強くオススメです。
また、「90's Rockファン」を中心に、幅広く「Rockファン」にオススメです。
(参考)
日本盤は、ボーナストラック「Gong Li」収録。
また、「Gong Li」「How Strong」「Instrumental #2」の3曲を収録したボーナス・ディスク付き
「カリフォルニケイション<スペシャル・エディション>」があります。
ロンドン・コーリング ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー コレクターズBOX (初回限定生産) [DVD]
クラッシュのドキュメンタリーものでここまで感動、泣けた作品はない! 人生に迷ったり、考えたいときに何度でも見て、再確認させられます。 一生大切にしていきたいです。
子供時代のジョーは必見!すごくかわいいです。
スカー・ティッシュ―アンソニー・キーディス自伝
レッチリのような世界的売上を叩き出すモンスター・バンドを創りあげたフロントマンの中で、いわゆる「汚いこと」(ドラッグなんかじゃないですよ)を避けて、聖人君主な人生を歩めた人間はいまい。
日本にも、ポップスをかき消すほど売れた「ロックスター」はいっぱいいる。
ボ○イ、Xジャ○ン、イエロー○ンキー、エレ○シ。
しかし、そういうバンドのフロントマンの中で、こういう自伝を書ける人間はいないし、見たこともない。印税だけに完結しているものしかなかった。
アンソニーは意外にもかなり誠実だった。人生の陰も陽も、まさに赤裸々にここに書き記している。
内容がそういうことになっているので、もちろん「他人への配慮」なんてものは希薄だ。そして、自分への配慮も希薄。
アンソニーは、芯の通っている人間だし、そういう芯があるから、「バカなこと」やっても「悪どいこと」やっても「汚いこと」やっても、最後の自分で決めた一線は越えないし、踏みとどまってきたんだろうと思う。
こういう「ロックスターの人生」にも、日本と欧米の差が出てるんだなぁ。キムタクとジョニー・デップの差はでかいよ。
Scar Tissue
レッチリの歌詞を手がけるアンソニーらしく文章がとても軽快でテンポよく読めます。かなり凄い子供時代から色々なGF達との事、バンドメンバーの事、アルバムの事とファンなら知っているエピソードも多いですが個人的にはちょっと意外だった彼の一面が見れたりして非常にお薦めです。幼少時代からGFさん達との写真など多数有り。