桜咲くまで (CCCD)
3rdシングルとなる本作は、テレビ・ドラマの主題歌にもなった。
アコースティック・ギターで、優しく、穏やかに始まり、後半でエレクトリック・ギターで、ハード・ロック調に力強く、劇的に展開するバラードを見事に歌いこなしており、歌手としての実力を存分に発揮している。
カップリング曲は対照的に、軽く、楽しげなエレ・ポップ調で、こちらでもその歌唱力を生かしている。
シングルながら、その幅広い音楽性と表現力がアピールされている、完成度の高い作品である。
桜咲くまで勝負ですッ! (コバルト文庫)
じっくり待って文庫で買う、雑誌を毎月チェックはしんどい。そういう不精をしていたら、危うく優れた短編を見逃すかもよ?挿し絵も違うわけだし。なんてことが私の脳裏を駆け巡ったのは、この本収録の表題作を偶然雑誌で読んだ時でした。今回はたまたま本の形になってくれたけど、単発でそのままになった秀作もきっと世の中たくさんあるに違いない。そんなことを考えさせられた一冊でした。
erikaー沢尻エリカ写真集
女優・沢尻エリカの2nd写真集(2004年の作品)。
圧倒的な存在感とお騒がせ振りはさておき・・・18歳のアイドルの水着写真集としては普通の出来だと思われる。
24歳の彼女のエロスを期待してはいけません。
10代特有のムッチリとした肢体(現在もだが)は十分に楽しめるが、まだエロチック路線に転換していないため、魅惑的な下半身が強調されてはいない。
強烈なエロティシズムを内に秘めながら、清楚で可憐な衣を纏っているこの段階では、その華やかな美貌は未開花と言えるが、ハーフとしての魅力はむしろ現在より強く感じられる。
アイドルとしての清純さと、後の「エリカ様」への変貌を垣間見せる視線の強さ〜それを同時に堪能できるのは、この一冊だけかもしれない。
そうした評価の★4つ。