街道と活断層を行く (関西地学の旅)
地学的な難しい記述もあるが、一般書としても十分おもしろい。関西にずっと住んでいるが、「へー、知らんかった」ということ多数。昔の街道の発達の経緯を歴史のエピソードなども交えて紹介しており、交通史として読んでもおもしろい。活断層のそばの温泉のことも書いてある。普通の観光ガイドに飽き足らない人におすすめ。
くたばれ!就職氷河期 角川SSC新書 就活格差を乗り越えろ (角川SSC新書)
今、「就職氷河期」という言葉をよく聞きますが、実は今、
求人数が少ないという意味の「就職氷河期」ではないそうです。
人気のある学生だけに内定が集まり、また、人気の企業だけに
応募が集まる、「就職断層」という現象が起きているというのが正しいそうです。
この本では、「就活生」・「採用担当者」・「保護者」・「就職課」のかたが
読むと、就職活動の現状や問題が、総括的に理解できると思います。
たとえば、「採用担当者」が読むと、「いい人材の採り方のヒント」
がもらえると思います。
また、「就活生」が読むと、「面接官たちも色々大変なんだな」ということが
わかるので、「面接官」と呼ばれる人に、必要以上に緊張しなくなるのでは
ないかなと思いました。
「新書」という、最新情報を包括的に知るにはとてもいいタイプの本ですので、
そうした意味でも、「新卒の就活」に関わる人は、ぜひとも読んでおかれると
いい本だと思います。