NASAより宇宙に近い町工場
「どうせ無理」と言われ続けても「どうして無理なんだろう?」と
疑問を持ち、自分の関心が高いことを探求しつづけると世間の常識では
不可能とされていることでも可能にすることができることを証明するとともに、
これから日本を支える子どもたちを勇気づけてくれる一冊です。
筆者の植松 努氏の「過去・現在・未来」に渡る自叙伝とも言える作品で
「発想、情熱、工夫」が夢を現実にすることが力強く伝わってきます。
難しい表現がまったくなく、おそらく小学生高学年くらいの子どもが
読みやすいようにとの配慮があるのだろうと感じました。
そして時折、「子どもの興味から湧き出る可能性の芽を摘んではいけない!」
と釘をさすかのように、上手く大人への提言が散りばめられています。
さっそく我が家の本棚に子どもたちの本と並べて立てました。
子どもたちの反応が楽しみです。
吹奏楽コンクール課題曲集 Vol.6
自分が中学時代に、吹奏楽部で素直に熱くがんばっている時代があったことを思い出しました。
喜怒哀楽をたくさん感じさせてもらった時代がよみがえりました。
どっぷり思い出に浸ってみるのもいいものです。
この当時のものはカセットテープでコピーしてもらっていたあなた、
ぜひCDで永久保存してみてはいかがでしょう?
イングリッシュ・モンスターの最強英語術
TOEICの点数が低かった私は、新しい英語本が出るとついつい買ってしまってました。
簡単に単語が覚えられるとか、気がついたら英語がぺらぺらだとか、もう、ホントあの手この手で私の財布からお金を奪っていきます(^^)
でも、結局、実際に結果をだすのはこの本に書いてある通りの基本的な方法だと実感しています。
新しい事は書いてないかもしれません。(梅干しとか般若とかは新しいかな?あ、カップめんモンスターは斬新です!)
でも、コツコツ大事だと思われる事をしっかりやり続ける事の大事さをこの本は訴えていて好感度大です。
単語を覚えても、忘れたらまた覚えるしかないわけですし・・・
ソフトウェア業界でよくいわれるような「銀の弾」(魔法のようにすぐに役に立つ技術や特効薬)はないのでしょう。
「銀の弾」に浮気したくなったときは、再度この本を読んで、自分を見つめ直したいなと思います。
日本でいちばん大切にしたい会社
久々に感動しました。
先日、ネッツトヨタ南国の社長の講演で涙した私ですが、同じ軸を感じます。なにをするにも、社員が幸せでないと。それは、頭ではわかってはいても、なかなか徹底できないものがある。ついつい、目先の目標や業績に注力しがち。でも、それを追っていくと、一番大切なものを、失ってしまうのでしょうね。この本は、プレゼントされて読んだのですが、誰かに、必要としている人に、贈ろうと思います。
ベスト合唱100
混声合唱業界では化石になろうとしている作品をとりあげており、
某指揮者兼作曲家M下Kの野望を見事に打ち砕いたナイスな企画です。
日本の合唱の蓄積の多さは比類なく、昔の曲でもはじめて聴いたときのインパクトは
いまでも変わらないし、そういう淘汰を抜けてきた曲たちがいまだに輝きを放っていることを
証明してくれる、そんな曲集です。
佐藤眞の「蔵王」より「早春」とか「旅」より「行こう再び」とかを聴いた後に、新録の「信じる」を聴いても、なんの感慨も沸いてきません。Nコンの課題曲だったとしても、です。
とにかく、日本の合唱曲の素晴らしさ、演奏の面白さを味わうにはこれほど面白いパッケージはありません。きっと上級者向け
なお、高田三郎関係はビクター&ジョヴァンニ&フォンテックのものもあわせて購入することを強くお勧めします。