BEST The Single Collection~軌跡~
私はCDが大っ嫌いでね、レコードが無くなってからというもの一枚も買わずにいた。
ところが、テレビCMで聴いた「揺れる想い」を聴いて「良いぞこれー!」と思っても
頑なにCDを拒み続けている自分が居た。
しかし、およそ6年が経ちどうにも我慢できないくらいに良い楽曲を連発するZARD、
「マイフレンド」、「心を開いて」、「永遠」などを聴くにつけどうしても欲しくなり
初めて買ったCDがこのベストアルバムです。
90年代の音楽界を席巻したZARDの楽曲を十分に堪能できるディスクだと思います。
それはコンサート”What a beautiful moment”で歌われた楽曲の内8曲がこのディスクに
入っていると言う事。彼女の”第1章”を聴くならこのアルバムは欠かせないと思います。
また、DVD”What a beautiful moment”で歌う「愛が見えない」で、彼女が客席を指さす姿
を見ると”今でも生きている”と錯覚する今日この頃、「果てしない夢を」で、長嶋監督の声が
聞こえてきた時は「・・だよな」と、びっくりしたのを記憶している。
彼女の作詞も良い。作曲そして何より編曲が素晴らしく、彼女の声に被さらず、しかも
楽曲毎に特徴ある楽器の音色を使いZARDサウンドを作り上げているのは素晴らしく思う。
これはZARD=坂井泉水であり続けた事が功を奏したのだろうと思う。
因みに、「偲ぶ会」で、祭壇中央に飾られた写真はこのアルバムのブックレット1頁目の物です。
果てしない夢を
93年にリリースされたシングル。このCDには、ZARD、WANDS、ZYYG、REVと、
当時のビーイングを代表するグループが集まって製作されたシングルです。
また、「果てしない夢を」には、あの長嶋茂雄まで参加しています。
このCDを聴くと、各アーティストの実力の差が分かってしまったりもします。
その中でも、やっぱりWANDSの上杉昇は飛び抜けるほど上手いなあと感じました。
ただ、長嶋茂雄の方はちょっとなあ・・・(苦笑)。
それでも、2曲とも名曲だし、聴いたことない方は、是非聴いてみてください。
FIELD OF NINE DIGITAL EDITION200
面白いです。野球をテーマにしたカードゲームはなかなかないので貴重です。内容もしっかりしていて戦略を立ててうまく試合を進めたり、ペナントなどを勝ち抜いて強いカードをもらいそれをまたデッキに組み込み有利に戦ってゆく。データなどは今となっては古いですがお気に入りに選手カードを使って戦って勝つというのは気持ちいいですよ。
伝統の一戦 巨人VS阪神70年史 [DVD]
本作は巨人・阪神戦の歴史の中から名場面を選りすぐり、巨人サイドから光をあてた巨人版。私は巨人ファンだが、阪神版も購入し、本日巨人版を視聴した。前半は私が初めて観る映像が多く、それだけで満足。動く沢村の映像、州崎球場での試合など、よくフィルムが残っていたと感心する。プロ野球史の輝く2巨峰ONの名シーンはさすがに多く、2人の偉大さに敬意を抱く。天覧試合はもちろん、畳が擦り切れるまで王が素振りを繰り返す練習場面も収められている。王の一本足打法完成直後の猛爆発のシーンは私にとって初めて観るものであり、凄いの一言につきる。
一番時間を割いているシーズンはV9最後の1973年。阪神池田の世紀の落球、10月10,11日の名勝負など、久々に見る映像は感涙もの。その他、槙原の初登板・初完封や江川のエースぶりなど、リアル・タイムで体験できた名試合の数々には興奮が蘇る。大スターだけでなく、V9のメンバー紹介、川相の犠打の記録など、脇役たちにも目を配っているのが嬉しい。総じて、詰め込みすぎの感を受け、昭和20年代の場面が少ないのが本作の惜しい点だが、歴史的試合・シーズンをフルに収録したDVDの発売は(ないだろうが)今後に期待する。
本作はナレーターが徳光さんで、もちろん巨人が勝利の栄光に輝く試合が多く収録されているが、好敵手阪神の選手たちにやられた試合も結構紹介されている。例えば、江夏が王から日本新記録になる1シーズン通算354個目の三振を奪う場面は、敵ながら天晴れ。その他、巨人には恥辱の85年の阪神のバックスクリーン三連発、江川がラインバックにプロの洗礼を浴びた試合等も紹介されている。しかし、今では、恩讐を超えて、これら懐かしい好敵手の活躍に心から拍手を贈りたい。素晴しい選手たちによって築かれた素晴しき日本プロ野球を実感できる本作はすべてのプロ野球ファンにお薦めの1枚である。
プロ野球スカウトが教える 一流になる選手 消える選手 (祥伝社黄金文庫)
いわゆる「縁の下の力持ち」的な仕事ぶりにとても感動を覚えた。
テレビでお顔を拝見できる一軍コーチとちがい、二軍コーチの
仕事がいかなるものなのか。長年、その職に就かれていた著者の
具体的事例に唸らされた。
人を育てるということの大変さ。
深い愛情を持ちながら根気よく接することの重要さ。
まるで小学校の担任の先生(良い意味ですよ)のような姿勢がいかに
大切なのかを認識させられた。
スター街道を歩いた選手では絶対に不可能な、こういう誠実な人が
二軍コーチとして抜擢されるのだろう。
その他、大金をバッグにつめて有望選手の家を訪れる某スカウトの
話も面白い。金に吊られる親もいれば「そういうマネはしちゃいけない」
と相手の父親に諭されるイイ話は必読。
それにしても二軍の本塁打王・大森の「がんばれ!タブチくん」ばりの
ズッコケ練習ぶりには苦笑を禁じ得ない。やはり地道な努力を放棄した
選手に明るい未来など存在してはならないということを教えられた。
蛇足を一つ。私が所有している最古のプロ野球カード(カルビー)が
実はこの著者であります(苦笑)。