男歌~cover song collection~
DVD付でこの価格は良心的です。
2番煎じなのは確かでしょう。
でも、元々「亜麻色の髪の乙女」でリバイバイバルブームを起こした島谷さんなだけに、本家が殴りこみかけたとでも言いましょうか...
「レイニーブルー」があるのもアンチ的な痛烈なカウンターパンチでしょう。
曲は名曲揃い。
アレンジはシンプルにジャジーなテイストでボーカルの魅力が光る形で好感が持てます。
「島谷ひとみ」という“ボーカリスト”の存在がはっきり出ています。
部屋でゆっくり聞くのも良いですが、ドライブのお供にすると助手席の人とも口ずさめていいのでは。
ツキノヒカリ MEMORIAL BOX(DVD付)
届いた瞬間あまりの感動に騒いでしまいました。DVDやCDやカ-ドもついていて最高のクリスマスプレゼントになりました。今日まさに今届いたのでこれからCDを聴きます。あの感動をもう一度!絶対コンサート行った人も行かなかった人も楽しめます私のイチ押しです
変身
色々あるベストに迷いましたが携帯で皆さんのレビューを目にし、これを選んで正解でした。やはり田島氏本人の意向が反映されてこそ「作品」と呼べると思うので。そしてファンがこれを推すならここから入るべきなんだろう、と。
そして実際に今作でオリジナルラヴ(以下OL)は凄いなと思えましたね。今のロックバンドに対しお手本のようなファンクなグルーヴと、甘美なメロディラインの両立はシンプルで永久に輝く強度をもっているし、田島氏のダンディな声が自然というか、音の中にすっと溶けて調和しやすく、曲を前にしたリスナーにサウンド全体で見る視点を促すような声が素敵でした。インパクトが強すぎて他の音を食っちゃうことが無いので、音の奥行きまで楽しめるOLを発見することができました。(スクープオンサムバディらは彼のアプローチが参考になったのではとも。)
90sは10代だった私は、OLはお洒落な大人が聴く音楽と単純に思っていました。「朝日の〜」にせよ「接吻」「プライマル」にせよ、生活の角々で聴こえてきては耳に残るのに、それでいて「聞いて聞いて!」という主張をしないんです。さらっと流れてきてはすっと消えてゆく。だから紳士的で耳に凄くきれいな音楽という印象でした。しかしその印象は今向かい合うと、情熱的でストイックなポテンシャルを秘め、そして音楽の幅はお洒落だけで終らないバラエティの強さを持つ本質をみたのです。ブームの宮沢氏が「敬称略」という曲で「俺と君とがどっちがへそ曲がりか田島高男よ今度ツェーマン賭けてみよう」と言ってたのを思い出し、彼の拘りの姿勢が伝わりました。しかし、よく主張の強い流行音楽がそれを受け取って蓋を開けてみるとスカスカなのに対し、OLは獲りに行かなければならないけど、いざ蓋を開けてみると中身は宝物がぎっしりつまっている音楽です。