Neal & Jack & Me: Live 1982-1984 [DVD] [Import]
ライブインジャパンはVHSを友人宅で食い入るように何度も見てました。
いつかは自分のものに、、、と思いつつ廃盤になって何年も。ようやくDVDで、しかもフランスでのライブもセットでというお買い得パッケージなので文句なしに飛びつきました。
不当に評価されていると私は思う80年クリムゾンを再認識する、やはりクリムゾンはライブバンドだということを痛感し、そのパワーを感じられる良作(音質、画質ともに向上している)と思います。
惜しいのはなぜ「ディシプリン」をカットしているのか、ということ。80年クリムゾンの代表作の筈なのに。妙にタムが低いドラムセットで黙々とリズムを刻むブラッフォードの演奏が記憶に残ってましたが、もう一度見たかった。
浅草ツアーの様子なんかいらないからディシプリンをいれてほしかった。
プログレッシヴ・ロック (ディスク・セレクション・シリーズ)
プログレを知るためにまず押さえておくべきもの、基本となるべきものというコンセプトからして、1999年出版の「ヤング・パーソンズ・ガイド・トゥ・プログレッシヴ・ロック」をさらに補強したもののように思いました。(両者とも監修は大鷹俊一氏)。
主要バンドからジェネシスがオミットされて、代わりにカンが入れられているのには疑問を感じますが(カンは好きなバンドですけど、どちらかというとニューウェイヴの文脈で取りあげるべきバンドだと思うので)、プログレを知りたいという人が参考するにあたり、とても頼もしい書であると思います。
一つ注意点なのは、マグマの「デ・フトゥーラ」の作曲者をB・パガノッティとしてありますが、本当はヤニック・トップです。
あと気になるのは、「ヤング・パーソンズ〜」から一貫して変わらない日本のプログレ蔑視指向。シンフォ系(おそらくノヴェラとかを指してるかと)をプログレとして認めたくないのでしょうが、少なくともそれらバンドの質自体は高いのだからそこまで毛嫌いせんでも・・・それに(シンフォじゃないが)美狂乱はさすがに入れとくべきでしょう。なぜそこで裸のラリーズなのか・・・
とまあ、後半感情的になりましたが、良書であることは間違いありません。「プログレってどんなの?」と思った方は買って損はないです。
Pioneer DVDプレーヤーDVDオーディオ/ビデオ・SACD対応 DV-610AV
DV-610AVを購入して約2ヶ月が経ちますが、その間に気がついた事を記載します。
良い点
1 さまざまなメディアの再生をおこなえるし、読み込み精度も高いと思います。
2 HDMI対応で、テレビの解像度により出力する画素数が設定できる。現在、フルハイビジ
ョンテレビに1920×1080で出力していますが、かなり綺麗です。
3 筐体が薄い。
悪い点
1 初期読み込みが遅い。
2 他の機種は判りませんが、記録メディアが前回と違うと、再生ボタンを押さないと再生
しない。(DVD-VIDEOを見ていて次にVRフォーマットのメディアを見るとき、自動再生しない。)
この性能でこの価格。私は十分満足しています。音も良いと思います。(CD専用機にはかなわないと思いますが。)
アルティメット・ゼロ・ツアー-ライヴ(Ultimate Zero Tour-Live)
100点まで何かが足りない。
演奏自体はみんな巧いなぁ〜!と思うし、REDやSTARLESSなんかはなかなか緊張感溢れてて、REDは'95年クリムゾンと比べて遜色ない。
何か足りないのは(恐らく)敢えて例えると「演歌歌手が自分の持ち歌と他の歌手のヒット曲で地方の文化会館とかでリサイタルしている」のと少し似ているように思う。
本人もこのプロジェクトは過去のプログレをフレキシブルにメンツを変えてやるバンドと明言していて新しいことをやると一言も言っていない。
だからいいんだけど、やっぱり何かが足りないように感じてしまう。
この辺が器用貧乏な所以なのではないか?
因みに、YESなんかもやりたいって言ってます。
HEART OF THE SUNRISEなんかやったら聴きたいと思っちゃうな。
ってことは★は4個半か。
デジャ・ヴルーム [DVD]
僕は、キング・クリムゾンにどれだけ救われたか分かりません。
精神的に不安定だった十代の頃、初期の彼らのリリカルな音楽は、完全に僕の精神安定剤でした。
そんな彼らの映像作とあって、見つけたときは即効レジに向かいました。
メンバー全員、若いとは言いがたいですが、なかなかパワフルな演奏が堪能できます。
買ってよかったなぁ・・・と思いましたね。
ただ、このバンドは、いわゆる「見せる」バンドではないな・・・という事も実感しました。
何てたって、リーダーなんか座ってますからね(笑
やはり、音楽が良いんですよ、クリムゾンは。