ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う ディレクターズ・カット 完全版 [Blu-ray]
大竹しのぶ、井上晴美、東風万智子、宍戸錠。そんな中で、今回ヒロインである加藤れんを演じる佐藤寛子は、大抜擢と言っていい配役です。しかしこれがいい。何も持たない女が、自らの肉体だけを頼りに汚れた世界を泳いでいく姿が実にリアル。佐藤寛子(25歳)は元グラビア・アイドルだそうですが、その体当たりの演技が、「れん」というキャラクターの生きる姿とオーバーラップするかのようです。
それにしても、佐藤寛子の脱ぎっぷりの良さ。プロポーションも、しなやかで無駄のないボディとFカップ(?)の整った乳房。全男性感涙ものですね。(笑)
保険金殺人を繰り返す母と姉の手伝いをさせられているれん。姉がいきなり男を包丁でメッタ刺しし、風呂場で解体するから始まります。風呂場で下着を真っ赤に染めながら死体を処理粉砕していく女たちの凄惨なシーン。その対極として絞殺死体を捨てに行く富士山麓の石切り場は、濃厚な死の気配がするものの、静謐な清潔さに満たされています。また、前作同様のネオン管だらけの紅次郎の事務所など、非現実的なのにどこか引き込まれてしまう石井監督らしい映像美。
竹中直人演じる紅次郎には、道を外れた者ならではの優しさ、魅力がある。男は何かおかしいと思いながらも、あるいはとんでもない女の正体を知ってからも、うち捨てることができない。相手の抱える闇が深いほどに、そこから引っ張り出してやりたい、救いたいと思う...。
物語は、破滅に向かって暴走していきます。残念ながら、前半の緊迫感が中盤以降薄れて
しまい、ご都合主義も目立つようになってしまいます。でも、佐藤寛子のパーフェクトなヌード乱発で帳消しとしておきます。(笑)
少々ネタバレですが、最後までれんの良心を信じた末、願いを果たせず抜けがらのようになった紅次郎もまた、人間の業の深さ、「生」の哀しみを象徴していた。喜劇であり悲劇でもあります。そしてこのセンチメンタリズムこそが、ハードボイルドの肝。その意味で本作は、しっかりとハードボイルドしていました。
小野真弓 2011年 カレンダー
いわゆる露出ものを期待している人には向かないかもしれませんが、
2010年のカレンダーと比較すると、今回のはすべて笑顔でやさしい表情なのが良いです。
誰にでもオススメできる、そんなカレンダーだと思います。
こう言うのもなんですが、表紙が一番いけてないショットになってる気がします・・・(^ ^;;
Very Merry X'mas/kiss and hugs
ポップなクリスマス・ソングです。今の時期に聞いても、ん〜・・・という感じですが、決して悪くはありません。まあ、よくある「グラビア・アイドルに歌わせました」クオリティです。
ただ、特筆すべきは2点。一つはおまけのDVDです。「しょせんオマケだし」という目で見れば、充分おつりがきます。グラビア・アイドルとはいえ、女三人しゃべくるとついつい油断するのか、それぞれのDVDでは見られないような自然なトークが見れます。(そのかわり地味ですし、露出度は「無い」です。へそくらいです。)
もう一つは佐藤寛子の歌手としての潜在能力です。DVDのPV(?)を見ると分かるのですが、佐藤寛子はなにか「グラビア・アイドルにしては上手い」というレベルではないような気がします。今後の歌手展開に(あるのか?)大いに期待しています。だから佐藤寛子の本当のファンの方は、絶対買うべきです。
というわけで、彼女のファンにとって、星5つ!
井上和香写真集「IW」
久々の写真集で期待しすぎたのか今までの写真集との違いはなく内容は普通に感じました。
極端なセクシーさはなく水着や谷間があるくらいです。
顔のアップの染み?みたいなのが目立ち年齢を感じさせます。
エロを求める人にはオススメしません。
ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う ディレクターズ・カット 完全版 [DVD]
大竹しのぶ、井上晴美、東風万智子、宍戸錠。そんな中で、今回ヒロインである加藤れんを演じる佐藤寛子は、大抜擢と言っていい配役です。しかしこれがいい。何も持たない女が、自らの肉体だけを頼りに汚れた世界を泳いでいく姿が実にリアル。佐藤寛子(25歳)は元グラビア・アイドルだそうですが、その体当たりの演技が、「れん」というキャラクターの生きる姿とオーバーラップするかのようです。
それにしても、佐藤寛子の脱ぎっぷりの良さ。プロポーションも、しなやかで無駄のないボディとFカップ(?)の整った乳房。全男性感涙ものですね。(笑)
保険金殺人を繰り返す母と姉の手伝いをさせられているれん。姉がいきなり男を包丁でメッタ刺しし、風呂場で解体するから始まります。風呂場で下着を真っ赤に染めながら死体を処理粉砕していく女たちの凄惨なシーン。その対極として絞殺死体を捨てに行く富士山麓の石切り場は、濃厚な死の気配がするものの、静謐な清潔さに満たされています。また、前作同様のネオン管だらけの紅次郎の事務所など、非現実的なのにどこか引き込まれてしまう石井監督らしい映像美。
竹中直人演じる紅次郎には、道を外れた者ならではの優しさ、魅力がある。男は何かおかしいと思いながらも、あるいはとんでもない女の正体を知ってからも、うち捨てることができない。相手の抱える闇が深いほどに、そこから引っ張り出してやりたい、救いたいと思う...。
物語は、破滅に向かって暴走していきます。残念ながら、前半の緊迫感が中盤以降薄れて
しまい、ご都合主義も目立つようになってしまいます。でも、佐藤寛子のパーフェクトなヌード乱発で帳消しとしておきます。(笑)
少々ネタバレですが、最後までれんの良心を信じた末、願いを果たせず抜けがらのようになった紅次郎もまた、人間の業の深さ、「生」の哀しみを象徴していた。喜劇であり悲劇でもあります。そしてこのセンチメンタリズムこそが、ハードボイルドの肝。その意味で本作は、しっかりとハードボイルドしていました。