ベスト・クラシック100 2
ipod+ヘッドホーンで楽しんでいます。これまでは、クラッシクはバックミュージック的に小さな音で楽しむといった感じでしたが、これは、音も演奏もすてきなので、つい、大音量かつ長時間聞いてしまう始末です。ちょっと大げさですが、楽しみが1つふえたといったところでしょうか。
このセットのために用意された録音のように、出来上がりのレベルが揃っていて手抜きがないところにも感心しています。
commmons: schola vol.5 Yukihiro Takahashi & Haruomi Hosono Selections: Drums & Bass
YMOの細野さんと幸宏さんが、担当しているベースとドラムについて、自身が影響を受けた楽曲を選曲する夢のような企画。「日本を代表するベーシストとドラマーはこんな曲を聴いていたんだ〜」とわかります。1枚通して聴いて選曲の良さに驚いてます。しかし、ブックレットの鼎談はもっと欲しかった。せっかく3人が集まったんですからページ数増やしてもよかったでしょ。ベース、ドラムについてはテレビ番組『スコラ 坂本龍一 音楽の学校』の方が、細野さん、幸宏さんがやさしく解説してます(贅沢すぎる!)。ブックレットも楽器そのものについての講義が欲しかったところ。それに細野さん、幸宏さんが選んだ膨大な選曲リストがあるようですが、巻末に付録してくれてたら文句なしの巻でした。コモンズ、エイベックスさんに収録にもれた曲を集めたコンピCDをお願いしたいな。ファンも、音楽をあまり聴いたことない人でも楽しめるユニークな巻ですよ。
ジェームズ・ブラウン ソウルセッション 1987(1WeekDVD)
ファンクの帝王、ショウビジネス界いちばんの働き者、ジェームス・ブラウン。
彼のライブ映像というだけで価値ある映像である。
やはり音楽はライブに限る!!
その場で作られる音楽・空気感が伝わってくる。
アレサ・フランクリンとの初競演も貴重だ。
Greatest Hits
僕はこのアルバムを国内盤で持っているが、現在は残念ながら、ウィルソン・ピケットのアトランティック時代の国内盤は、殆ど廃盤になってしまっている。「ブルースブラザーズ2000」にも出演していた彼が、こんな扱われ方をしているのは、なんとも不可解だ。
しかしそうはいっても、この時期の彼の作品の数々は、ブラックミュージック・ファンには避けては通れない逸品だ。
清志郎のカヴァーでもおなじみの「IN THE MIDNIGHT HOUR」や「LAND OF 1000 DANCES(ダンス天国)」をはじめ、ソウルフルでファンキーな南部ソウルの傑作がこれでもかと続く。一方で、ボビー・ウーマック作の「I'M IN LOVE」、ファルコンズ時代の「I FOUND A LOVE」
といった、バラードのせつなさもたまらない。
バック陣も超豪華。メンフィスのスタックスやマッスルショールズのフェイム、はてはマイアミや、フィラデルフィアのシグマ・スタジオにまでとんで、彼は自己のサウンドを追求している。その変遷も、このアルバムですべてわかる。
個別のアルバムにも聴くべきものは多いが、まずはこの一枚で、ウィルソン・ピケットの魅力を知り、60年代ソウルに入門されてはいかが?