君といた夏(1)‾SPECIAL EDITION [VHS]
就職活動中の大学生・入江、入江の親戚・朝美、
入江の後輩・杉矢をめぐる三人の青春ドラマです。
脚本は、今や売れっ子のシナリオライター・北川悦吏子。
ひと夏の間の恋と友情が描かれているので、それ故刹那的で
胸に染みるのです。三人とも物凄く一途に恋をするんですね。
そして恋をしながら、お互いちゃんと友情も大切にしている。
オープンカーでドライブしたり、海に行ったりと、とにかく
三人の友情は見ていて微笑ましいです。
瀬戸朝香が、すごく大人っぽいのに可愛くてはまり役です。
口が悪くちょっとヒネているのに、一途な女の子を好演してます。
杉矢役のいしだ壱成もいい。この頃は輝いていましたね。
入江は自分の恋でいっぱいいっぱいで、周りが見えていない感じ
しますが、杉矢はまわりのことをちゃんと見て自分の気持ちを
けっこう抑えているから、やんちゃそうに見えて大人ですねー。
そこがいいです。
杉矢の彼女役で小沢真珠が出てくるのですが、「牡丹と薔薇」
の役からは想像できないほど、超清純お嬢様役!
ひと昔前のドラマなので突っ込みどころも多いですが、
見ごたえのあるドラマです。ノベライズも出ているので、
ビデオが高くて手が出ない、という方は、そちらもおすすめですよ。
君がいた夏 [DVD]
初期のジョディ・フォスター出演の映画で、大好きなのがこれと「ホテル・ニューハンプシャー」なのですが、どちらも青春映画でありながらほろ苦い作品となっています。しかし、こちらのほうは観た後に爽やかさが残ります。「ホテル・ニューハンプシャー」が人生そのものを描いているとしたら、こちらは人生の中の恋にスポットを当てているからかしれません。とにかくジョディ・フォスターが、屈託のない笑顔とその奥に秘められた知性と苦悩を見事に演じています。
サントラは、デビット・フォスターが制作。爽やかな自作曲を始め、ノスタルジックなオールディーズも効果的に使われ、映画をより一層切ない青春映画にするのを手伝っています。「君がいた夏」なんてちょっとダサい邦題がついていますが、これはジョディ自身気に入っている初期の名作です。ぜひぜひ観てない方は鑑賞して下さい。
君といた夏 (角川文庫)
ドラマも見ていたのですが、今ちょうど報われないだろう片想いしてるので、本で読んでいて朝美の気持ちがすごくすごくわかって、告白シーンとかで思わず泣いちゃいました。 北川悦吏子のドラマはよく見てるんですが、一番せつなくて大切な恋心が描かれてて、すごく好きな本でした。恋をしている人やこれからしそうな人に読んでほしいです。
君といた夏(2)‾SPECIAL EDITION [VHS]
瀬戸朝香演じる麻美の、不器用で一途な恋物語は最高です。
夏になると、このドラマと主題歌だったユーミンの音楽が思い出され
また、見たくなってしまいます。
僕の永久に残したいドラマの1本です。
是非、見る価値はあります。