マシン・ヘッド
HARD-Rockのアルバムを評価する場合、このアルバムに星5つ☆が基準点になりますね。このアルバムが最高で、これを超えるかどうか…HARDRockのK点です。別にパープルのファンじゃないけど、この作品だけは認めざるを得ません。
「Highway Star」「Smoke on the water」はベスト物で持ってるからいいか…なんてこと有りませんね。「Machine Head」アルバム単体で所有することに意味がありますよ。
ロック好きならMACHINE HEAD聞け!ってのは「日本人なら米を食え!」と同義ですな。脱帽です。
Elegies [DVD] [Import]
現存するバンドの中で最もヘビーなバンドのライブ。
演奏テクニック、迫力、客の煽り方、音質、どれをとっても最高レベルのライブでしょう。
個人的にはあまり好きでない新譜からの曲も多いです。
ただ、やはり盛り上がるのは最初の3枚からの曲(Davidian, Old, Ten ton hammer)。過激なロンドンのファンが更に過激に暴れてます。
ライブ模様に加え、新譜発表にいたるまでの苦悩がインタビュー中心に紹介されます。レコード会社に見放され、ギターリストが去るなど解散寸前までいったエピソードは興味深いです。またvio-lence時代の相棒ギターリストが加入して一緒に作曲するシーンもよだれものです。文無しになっても信じる道をすすみ、見事に復活した彼らの姿勢は最後に流されるメッセージに集約されてます。
It is not the size of the man in the fight but the size of the fight in the man.
Machine Head (Dol) [VHS] [Import]
「マシンヘッド」レコーディングの回想インタビュー中心で、所々で当時のライブが挿入されていますが、それが非常に短くて残念!「ハイウェイスター」はスタジオライブ、「スモーク…」、「スペース…」が73年ライブでリッチーのアクションもカッコいいのに中途半端にカットされて。これが全曲当時の映像がフル入っていれば5つ星ですが残念。モノクロの「マシンヘッド72」と異なる映像があるのだから71年BBCライブと一緒にDVD化してほしいですね
ディープ・パープル:ヒストリー,ヒッツ & ハイライツ’68-’76 ディープ・パープル・アーカイブ・コレクション [DVD]
ファンになって30数年、海賊版を中心に色々な映像をみてきましたが、以下の映像がマニアには価値があると思います。大部分の二期の映像はこのDVDが販売される数ヶ月前に同一人物から大量にYoutubeへ流出しましたが即座に削除された経緯があります。貴重と思われるのは以下の映像です。一期 Help 口パクですが、なんと1st アルバム録音前の映像で演奏内容もレコードと異なります。画質も良く短いジョンのインタビューも収録されています。2st アルバムの収録風景 狭いスタジオでHard Roadをレコーディングしています。画像はあまりよくないですがレコードとは異なる音源を楽しめます。二期 London でのMandrake Rootの演奏。Youtubeでは2部に分かれていましたが通しできれいにみれ、初期の荒々しい演奏が堪能できます。Mandrake Root/Wring That Neckに関してはこの他に2つの演奏がありできもよいです。Beat ClubのNo No Noのアウトテイク リッチーが途中で間違えて中断してしまいます。第三期 LondonでのBurnの演奏 音声はバランスがよくないですが画質はまあまあです。四期は以前VHSで販売されたものより二曲はいっており、トミーボーリンの不調をあまり感じさせない曲(Love Child/You Keep On Movig)を収録しています。ドキュメンタリーでは72年の来日時の演奏シーンなどが見れて感激しました。また、画質はよくないですがFire Ballの録音風景も短いですが収録されています。
Made In Japan: 25th Anniversary Edition
リマスターということで音質に期待したが、全体的に音が薄くアナログLPほどの臨場感はない。LPはハイウェイスターの出だしの拍手に立体感があり、会場にいるような雰囲気に浸れるが、このCDのその部分などは「え? こんなもん?」と思って聞き直したほど。「音が悪い」と言うほどではないが、LPの音質の方が個人的に好み。
反面演奏は素晴らしい。久々に最初から最後まで通して聴いたが、今これだけアドリブで引っ張れるバンドがいるだろうか。5、6曲目のリッチー、ジョンの演奏は形容詞が見つからない。
アンコールの3曲は紛れもないパープルのスタイル。これがあるのと(LPと比べて)CDで手軽に聴けると言う点、そして何より演奏が素晴らしい点が音質の不足を大きく補っているので星5つ。