ベスト・クラシック100 2
ipod+ヘッドホーンで楽しんでいます。これまでは、クラッシクはバックミュージック的に小さな音で楽しむといった感じでしたが、これは、音も演奏もすてきなので、つい、大音量かつ長時間聞いてしまう始末です。ちょっと大げさですが、楽しみが1つふえたといったところでしょうか。
このセットのために用意された録音のように、出来上がりのレベルが揃っていて手抜きがないところにも感心しています。
Little BRITAIN/リトル・ブリテン ファースト・シリーズ Vol.1 [DVD]
小さい方の片割れさんの風貌がかなり独特です。無毛症の方なのか。特異な容貌を生かして様々なキャラに扮していますが、女装が完璧です。感心もしますが、それがプラスなのかはよく分からない。パイソンの場合は男が女を演じているのは見間違いようがない分、演技力で「オンナ性」をカリカチュアライズしていました。彼の場合は完全に女に見えるのでむしろ妙な感じが。加えて、肥満の知的障害者を演じる姿などあまりにリアルで、後味が悪い。福祉制度と介護人の善意に徹底的に漬け込む障害者、というのは勇気あるテーマですが、ここまでビジュアル的に生々しいとちょっと。この人、とにかく自分の肉体性をネタにグロテスクを作るんですね。パイソンが遊戯的にやっていた部分がナマな肉体的自虐になっている。
多少笑えたのはおかまネタばかりでした。「首相に恋するオカマの秘書」とか。「『村でゲイは俺だけ』と繰り返し、それを『自分は特別』という自意識の拠り所にしているので他のゲイの存在を許せないゲイ」のコントも可笑しい。俳優志望の美少年が落ちぶれたホモ俳優に学費援助を頼みに来るエピソードも不気味で独特。バックにかすかに流れるのが『ベニスに死す』の音楽(マーラー)というのがなんとも。性格の悪い指摘をすると、ここに字幕翻訳ミスが。「I imagine you've seen muggins here quite a few times over the years」は文脈的に「小生の舞台も見てくれただろう」では。「ここら辺には強盗が多い」というのは、「muggins(自分)」と「mugging(強盗)」の取り間違えかと。
お薦め出来る方としては、コメディマニアで探求系の方とか、「イギリス大好き」で、イギリス人と一体化してヨロコビを感じる方とか。一般の日本人には大して面白くないでしょう。私はシリーズ2は見なくていいです。
ベスト・スピリチュアル100
中世やルネサンス時代からの選曲もあるのでマイナーすぎと思われるかもしれませんが
当時の代表曲ばかりですので捨て曲無し。「素晴らしい」の一言に尽きます。
私は毎晩寝る前に聴いてましたが、本当に心が洗われました。
純日本家屋の和室にコタツだろうが、目を瞑ればいいのです(笑)。
すぐにマリア像や天使の絵画が浮かんできます。
各社から溢れる程のベスト100シリーズが出ている中、
このカテゴリを取り上げてくれたのはEMIだけだと思います。
21世紀に、ここまで豊富な古い宗教曲が聴けるなんて奇跡に近い。
100曲の中から敢えてベスト1を選ばせて頂くと、
メンデルスゾーンの『谷川の流れに鹿が集うがごとく』でしょうか。
まさにギムナジウムに集う少年たちの静謐で繊細で透明な世界。
このCDをBGMに竹宮恵子さんや萩尾望都さんの作品を読むと泣けます。
Tomcatハンドブック 第2版
Amazonでこれを買いました!!
なかなか有用な取扱説明書が作成されないのはOSSでは発生しやすいことらしいです。
唯一の頼みの綱ですよマジで。しかも最新情報に対応している。
ちなみにTomcat第2版の初版は2008年11月20日に発行されたようです。
バトル・オブ・ブリテン DVD-BOX
1939年から1941年頃の、とある英空軍部隊にスポットを当てた群像ドラマだ。1話が100分で3話(3枚のディスク)から成るセットである。
この中に“モギー”というキャラクターが登場する。古き英国流の辛辣で挑発的な口をきき、ギャンブル好き、女好き風で、一寸やんちゃである…「嫌な野郎」風で居て「意外に好い奴」風な感じがする劇中人物だ…最初の方から最終盤まで出てくる…脇役と言えば脇役なのだが、何となくこのキャラクターを追っかけてしまった…最後は、何か涙ぐんでしまう…
他にも駐屯地のフランスの小さな町で出会った女性と結婚する2人や、貴族出の何となくエキセントリックな隊長や、スペイン内戦を経験している米国人志願兵など面白い人物が多い…秀逸なのはドラマの“語り部”的な位置を占めている、台詞の一部で「もしかしてユダヤ系?」と仄めかす情報・連絡担当将校と、“アンクル”という愛称で呼ばれる隊長補佐役の年配の将校である…
3枚のディスクを一気に観てしまい、それから何度も繰り返して観てしまう代物だ…