ボンベイtoナゴヤ【字幕版】 [VHS]
主人公の警察官は、上官である父親とともに密輸の摘発に燃えていた。警察のダンス公演が襲われたとき、彼は父と旅のダンサーを救い、それによって犯人グループの恨みを買う。両親を殺害された彼は犯人グループを追って名古屋へ行き、犯人グループと日本のヤクザを相手に仇を討つ。インドのボンベイと日本の名古屋を舞台にした作品。名古屋の街中でインド人が歌い踊る様子は、地元の人にはもちろん、そうでない人にも見ごたえのある作品だと思う。
Shantaram
この本について、コメントがないのが不思議な気がします。この本は、インドボンベイの町を舞台に、オーストラリアからの逃亡者が生きぬく姿が克明に描かれています。私が過去一年間に読んだ英語の本でも1-2位と思っています。著者は、実際の脱獄犯ということですが、インドマフィアの犯罪組織についてもリアリティーがあり、つまらない女性推理小説作家とは一線を隔します。文体も詩情あふれ、私たちが日常見る世界、社会、人々、風景も逃亡者から見る世界観とはまったく異なることがわかます。生きることの意味づけみたいなことが何度も語られます。哲学的な話題も豊富であり、マフィアのドンと語り合う哲学談義は興味深いです。そして、スラムに住む人に対するあたたかい視線、また忠実なインドのまずしい友人たちとの交流は心を打たれます。私は個人的には天使のような友人、プロバーカが大好きになりました。難点をいえば、本当の犯罪者の持つ迫力、暴力が一般人の倫理観とは異なると思うし、私たちがこのような暴力は見ないし、しないと思いますが。まあやくざの世界の抗争は同じようなものでしょうが、暴力シーンには辟易とさせられる場面も多くあります。また少し長すぎる嫌いもあります。このようなマイナス面をおいても、この本の持つ今日的な意味は多くあり、生きるべき指標として、教育図書としても、広く読まれるべき本と思います。最後の場面はなんども読みました。そして生きることの素晴らしさを描いています。映画化もされとの噂もありますが?
ボンベイ [DVD]
踊るが、しかし、現代インド社会における宗教、家長制、カースト等多くの問題を憂慮した、世界的にも有名な社会派インド映画監督マニラトナムならではの美しい作品。現実にインド全土で勃発した宗教対立闘争を基にしたストーリー、及び、過剰なダンスシーンが無い為、インド映画好きも、そうでない人も楽しめます。