マラッカ ペナン 世界遺産の街を歩く (地球の歩き方GEM STONE)
マラッカやペナンの文化は、グローバリゼーションの原点。グローバリゼーションが単純に世界のアメリカ合衆国化ではなく、ペナンなどに見られるように現地人と移民と海の向こうから来た商人の文化が1つの器で混じり合うこととわかる。時に沈殿し層に別れるが、層と層との間は曖昧だ。西欧のアジア進出のポジティブな面が見られる良書だと思う。
マレー半島―美しきプラナカンの世界 (私のとっておき)
表紙のあまりにも美しい「サロン・クバヤ(刺繍入りブラウス)」に魅かれて手にとった。17〜19世紀に中国南部からマレー半島に渡った華人が現地人と結婚し、中国・マレーの混血文化を花咲かせた、プラナカンと呼ばれる人々の文化を多くの写真とともに紹介するガイドブック。
今なおプラナカン文化の息づく、マラッカ・ペナン・シンガポールを旅行する人のための、美的センスに優れた旅行ガイドであり、なおかつ、プラナカン文化の様々な側面を美しい写真によって視覚中心に紹介するプラナカン文化の入門書でもある。
マラッカ
時に明るく、時に悩ましく・・・
それはまるで東南アジアを訪れたときに感じた
昼間の喧騒と熱気冷めやらぬ夜の気だるさのよう。
彼女の歌唱力の素晴らしさは数々のミュージカルや舞台ですでに証明済みだが
このアルバムではまた別の一面がのぞけるはず。
マラッカ
借り物ではない本当のスケールの大きさが際立つ日本のロック史上屈指の名盤であり演奏そのもの一聴ではフュージョン色が濃く感じるもののあくまでロック的かつパンタ的にベクトルが向けられたタイトなサウンドは佳曲揃いで南アジアから東京へと向かったのでありましたがマークボランに捧げられたというラスト曲を聴くたびに感傷的になってしまいますもののジャケットでとても損をしているアルバムだと思うものであります。
マラッカ (紙ジャケット仕様)
今回のPANTA & HALのアルバムの再発(「マラッカ」、「1980X」、「TKO NIGHT LIGHT」)は、長い間これらのアルバムが入手困難であったため、かつて92年にPANTA関連のアルバムが一斉にCDで出た時に買う事が出来なかった新しいファンにとっては朗報であろう。
私の場合BOXを買ってしまったので、手元には「マラッカ」、「1980X」、「TKO NIGHT LIGHT」のビクター版と、今回の紙ジャケット版の両方があるのだが、結論から言うなら今回の再発は、買い直す意味が十分にあると言える。それは、紙ジャケがコレクターズアイテムであるからではなく、デジタルリマスタリングが、非常に丁寧かつ効果的になされているからである。
その効果は「マラッカ」と「TKO NIGHT LIGHT」で最も良く実感できる。本作「マラッカ」の場合、ビクター版と比べて音がまるで違うのだ。一曲目の「マラッカ」のイントロだけで目から鱗であり、音質、音の情報量、音の分離が格段に向上している。
アナログ世代のファンの場合、好みが分かれる可能性はあるかと思うが、しかし、私は正直な話、非常に驚いた次第である。私としては、今回のヴァージョンの方が格段に良いと思う。
デジタルリマスタリングは、クリムゾンを始めいろいろなものが出されているが、私の今までの経験から言って、今回の「マラッカ」と「TKO NIGHT LIGHT」に関しては、「ここまで変わるものなのか?」と感じた次第である。
新しくPANTAのファンになった若い世代はもちろん、LP時代からのファンにもお勧めしたい一枚であると言えよう。