BEST OF
最近では某自動車メーカーのCMに使用されているエリック・クラプトン。
彼は経歴が30年以上あるのでたくさんのアルバムが発表されていますが、初めてクラプトンを聞く人には「Best of」をお勧めします。
このベスト版には80年代~90年代に発表された曲を中心に「layla(アンプラグド)」や「Wonderful tonight」といった名曲がバランスよく入ってます。
クラプトンは50を超えていますが、まったく衰えようとしないパワーと
「ギターの神様」から作り出されるギターのサウンドを楽しんでください。
スティル・クレイジー [DVD]
作中でビル・ナイが歌うブリティッシュロックがすごくいい。ストーリーも、先が読めるものの、笑えるし感動できるし、おもしろい。何気に俳優陣は豪華だし^^そういえば、シャーロックホームズ(ガイリッチー版)にカワード内務大臣役で出てたハンス・マシソンがいたことにびっくり。ロックが嫌いじゃなければ、おすすめだと思います。ちなみに私はサントラも購入しました^^
プラスティック・ビーチ (エクスペリエンス・エディション)(限定生産盤)(DVD付)
イマイチでしたゴリラズはアルバムを重ねる毎に段々音楽としての明るい楽しさを失っているような気がしますゴリラズのストーリーが音楽に多大に関係してるのが原因なのかもしれませんが初期の頃のPOPさは、流石プラスチックというように無機物的な音で失われたと思います
ザ・ローリング・ストーンズ〜「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」の聴き方が変わる本
単なる音楽評論家では、こんなローリング・ストーンズは語れない。
今もまだ紛争が続くパレスチナ自治区に、二十回以上足を運び、2002年に著者が発表したのは、「地図にない国からのシュート」。今まで誰も語らなかったパレスチナ代表サッカーチームのドキュメンタリーだった。
今回は、スポーツから音楽へとジャンルは変われど、歴史的な背景、英国文化、民族問題など著者の豊富な知識を織り込み、誰も語らなかったローリング・ストーンズを我々に紹介してくれている。
著者自身が熱狂的なストーンズ・フリークということもあり、実際に80年代、90年代に足を運んだ英国でのレアなライブ・レポートがストーンズの魅力をさらに身近に感じさせてくれる。
個人的に、ストーンズよりもビートルズ、特にジョン・レノンが好きな自分にとって、退屈な本ではないかと思って読み始めたが、随所に、ビートルズとの交流が記述されていたこともあり、飽きることなく最後まで一気に読むことができた。
私のように、ストーンズ・フリークではない方にお勧めなのは、馴染みのない曲名に出くわしたら、すぐにyoutubeで映像を確認することだ。 ちなみに、本書でも語られている69年「オルタモントの悲劇」もyoutubeで発見した。(2010年6月現在)
カリフォルニア州オルタモントのフリーコンサートで「悪魔を憐れむ歌」を演奏するストーンズの映像が始まる。すると、途中で観客と警備にあたっていたヘルズ・エンジェルスが乱闘しはじめるのだ。見かねたミックが、キースに演奏を中止するよう声をかけ、観客に向かってこういう、「ブラザー、シスター、なぜ我々は戦わなきゃいけないんだ」。映像はここで終わるが、その直後、ヘルズ・エンジェルスのメンバーが観客の黒人青年を刃物で殺害してしまう。ラヴ&ピースの象徴して行われてたフリーコンサートで起きた痛ましい事件。当時、青春時代をすごした多くの人々の記憶に刻まれる悲劇となった。本書ではこの「オルタモントの悲劇」の真相にも深く触れている。
読み終わって感じたのは、ストーンズの偉大さ、そして今も現役ロックバンドである奇跡。現役ロックバンドからは新しい楽曲がまた生まれてくるんだもんね。そろそろ、ビートルズファンをやめて、ストーンズファンになろうかな。
ロンドン・コーリング ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー スペシャル・エディション [DVD]
クラッシュは断然後追いで聞いたのだが、10代の頃に買った「ロンドン・コーリング」は今に至るまで愛聴盤になっている。で、先日レンタル店で半額券をもらった折にこのDVDを見つけ、借りて観たところ、もう、たまらない気持ちになった。涙があとからあとから流れてきた。
クラッシュのビートと言葉たちは、衒いもなく真正面から聴き手を揺らす。そんな真っ正直さは、当時においてもさまざまな足払いや足引っ張りを食らったことがわかるし、ジョー・ストラマー個人は小さな頃からトラブルを引き寄せては、トラブルの中をのたうって生き続けたことを教えてくれる。彼の示すメッセージを青臭いと笑い、理想だと嘲り、内容が粗雑だと得意げに指摘しようと思えば、簡単なことかもしれない。でも、自分が痛めつけられるとわかっていても矢面に立ち、傷つくことを選ぶ姿勢は、彼を非難し、嘲笑する人々の何倍もの誠実さ、真剣さ、人としての尊さを感じさせてくれる。それははじめてクラッシュのLPレコードを聴いたときから感じていたが、このフィルムでは多くの人々の言葉や表情で証し立てられている。「お前みたいな知ったかぶりに何ができる、何もできないだろうと誰もが言っていたよ、でも、俺たちのやったことで少しは世の中が動いたじゃないか」というような本人の述懐を聴いていると、言っていることはその通りだし、何よりも、ジョー・ストラマーが生きていた姿、ウディ・ガスリーのヴィジョンを胸に秘め、終わらないトラブルの中でロックしてぼろぼろになり、静溢さに辿り着いて天に昇っていった軌跡を思い出していると、人間をまだ信じられる、信じたい気になる。
クラッシュを聴いて胸が熱くならない男子は信用できないという偏見が自分には消えないが、このDVDはクラッシュのファン、あるいはファンだった人、またはロックを好きな人全てに捧げられたフィルムだと思う。最後に残されたメッセージ、The future is unwritten…未来はまだ書かれていない…は、物語を先取りしがちな今の自分たちに鋭く突き刺さってくる。