女たちの怪談百物語 (幽BOOKS)
入りにくいタイトルと表紙だったが良かったです。
個人的には三輪チサと岩井志摩子がお気に入り。
怪談好きな方は是非どうぞ!

 

もののけ物語 (幽BOOKS)
この表紙の招き猫は、著者の自宅の玄関に長く飾られているもので、
ある日飼い猫がひっかかって棚から落ちて大破、でも著者が見事に修復したものなんだそうです。
それだけのエピソードならまあ、普通なんですが・・・。

壊れる前に、著者はこの猫と思しき「中年のおっさん」から「お願いします」と頭を下げられる夢を見ていた、
そのおっさんは頭部が新聞で、顔が壊れてるから新聞紙にこうして顔書いてんのか・・・と、夢の中で著者は思い・・・と、
どこからどこまでを笑ってればいいのか、かなりきわどく無気味でもあるんですが・・・。
そんな、ブキミかつ、でもやっぱり心温まってしまう、しみじみ切ない
モノたちとのつきあいの数々がこの本の前半部分に紹介されてます。

中盤にまるでさりげなく「ちょっとした読み物」みたいに挟み込まれてるのは
「霊とのちょっとしたあれこれ」とも言える、こういう日常ですか?!と
改めて驚かされる著者の霊との非日常な日常の様子、
後半は、著者自身があとがきで書いてますが「怪談馬鹿話」なんだそうで、
いや〜・・・こちらもなんだかすごいです。
「うわさの神仏」シリーズの時も同様の感想を持ちましたが、おもしろおかしく軽妙な文体ですが、
じっくりと沁みてくるエピソード満載です。
この表紙にピンときたら是非読んでみることをオススメします。

 

ユリイカ2010年2月号 特集=藤田和日郎 『うしおととら』『からくりサーカス』そして『月光条例』・・・少年マンガの20年
一番感動したのは、『うしおととら』では、うしおが基本的に左を向いているという指摘だ。
詳細は是非、本書を手にとって読んでもらいたいが、日本の漫画のほとんどは、右から左へと読んでいくので、左は未来や将来を暗示する方向であるらしい。最終話でうしおが右を向いて振り返るのは蔵であるが、過去でもある。そしてまた左を向いたとき、その顔は輝いている。
そういう解説を読んで、作品の奥深さに気づき、涙が零れそうになるほど感動した。

ところで、表紙を開いたところに藤田氏の肖像があるが、画面手前、開けられた缶コーヒーとともに、開けられていない「ひやしあめ」がある。これは『うしとら』の折り返しに書かれていた「ひやしあめ」なんだろうな。心憎い。

 

猫を語る会 1/2 (しあわせの学校、フェリシモ猫部)



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