フィンランド名曲コレクション
クラシック音楽好きでも、シベリウスのピアノ曲に
詳しい人は少ない。まして、カスキ、メリカントなど
よほど詳しい人でないと知らない作者の曲が
このCDには収められている。
北欧独特の物悲しさ、胸が締め付けられような
切ないメロディー、素朴な感情表現が、舘野泉の
繊細なピアノで奏でられる。
シベリウスのピアノ曲が欲しくて購入したが、
最も気に入った曲は、メリカントの
ゆるやかなワルツだった。静かな感動が溢れ、
胸の底から暖かくなるような、美しい曲だ。
カスキ ピアノ小品集
とりわけノクターン調の「夜の海辺にて」と、安らぎに満ちた「前奏曲」が中等度者向けで良いと思います。骨太ドラマチック路線の曲として「パンカコスキ~激流」も収録されています。同じ曲目のCDも販売されているので、併せて購入されると良いでしょう。
フィンランド・ピアノ名曲集
フィンランド作曲家のピアノ小曲集で、曲目を見てください。こんなに沢山入っていてしかも演奏は館野さん。大好きな「樅の木」はあるしメラルティンの「舟歌」はチャイコフスキーのそれより怪しげでしっとりと色っぽく、軽快で楽しいものもあれば、激しいもの、低音を響かせた重厚なものなどさまざまな叙情的な曲が盛りだくさん。フェイザー社から「FINLANDIA」というこの曲集の楽譜もあるようです。聞いていると楽譜も欲しくなるほどです。