世界の“水”が支配される!―グローバル水企業(ウオーター・バロン)の恐るべき実態
日本の農業は西洋資本主義によって崩壊させられたが、「水」も資本家によって支配されるときがくる。本書はその警鐘本として高く評価できる。
世界の先進国においては農産物の国内自給率・輸出量が多く、この事実だけみてもいずれは「水」も西洋の資本家に支配される運命にある。
日本の水資源を守るためにも必読の一冊である。
ゴルゴ13 (Volume18) (SPコミックスコンパクト)
収録作品
・第74話「アーリィ・オータム(後編)」
・第75話「スエズの東」
・第76話「魔女の出て来た日」
・第77話「ジェット・ストリーム」
・第78話「幽霊定期便(ゴースト・ライナー)(前編)」
「ゴルゴ13」は毎月10・25日に発売される小学館「ビックコミック」に掲載され、3,6,9,12月の13日に発売される小学館「別冊ビックコミック ゴルゴ13シリーズ」や2,5,8,11月の13日に発売される小学館「ビックコミック増刊 ゴルゴ13」に収録されて発売されています。さらにその後、リイド社SPコミックス「ゴルゴ13」に収録され、現在ではリイド社よりSPコミックスのコンパクト版が発売されています。
小学館「ゴルゴ13 My First Big」は、コンビニ向けのタイトル別漫画再録シリーズで、毎週金曜日に発売され、毎号一つのテーマに則した内容の話が収録され、収録作品に関連したコラムが併録されています。
小学館「ビックコミック」、「別冊ビックコミック ゴルゴ13シリーズ」、「ビックコミック増刊 ゴルゴ13」は雑誌であるため古本屋やネットで購入できない場合が多いので、ゴルゴ13シリーズの収集にはリイド社SPコミックスかSPコミックスコンパクト版が適していると思います。
とりわけ本書を含むSPコミックスコンパクト版は、収集に適した文庫本サイズであり、渋い黒の装丁、巻末には「THEゴルゴ学」の編集総監督である杉森昌武さんの解説付きなど、新たにゴルゴ13を収集する方におすすめです。
水ビジネスの現状と展望 水メジャーの戦略・日本としての課題
エネルギーや交通と共に、水ビジネスも政府の新成長戦略に書き込まれ、水事業の一翼を担う者としては、いよいよ水も表に出てきたなと考えているところ、本分野でのプロが書き下ろした本書が出版されたことを知り、即購入。
一読しただけで、本書は、今までにはない視点で書き下ろされていることが解り、水ビジネスに関心を持たれている方は、必読書になると思った。
特に、第1部(第1章〜第7章)で書かれているグローバルな視点での制度や最新の水メジャー問題については、たいへん参考になった。