プラネテス(1) (モーニングKC (735))
今、BS放送で朝やっているようですが、それを見てから買う方は注意!アニメとは違います(もちろん本が先なのでアニメが違うのですが)。方向性は同じですが登場人物やSTORYが漫画にはなかったものが出ています。しかしどちらも面白いことは確かです。私は漫画が先だったのでアニメに違和感がありましたが、違うものとして見たら面白いと思えるようになりました。アニメから入る人も、違うものとして見た方が良いかも。
しかし、断然お勧めします!!!!SFながら、すんなりと受け入れられるのは、未来に対して飛躍した描写が無いことと登場人物の心の描写がすばらしく良くできているからなのでしょう。この絵のタッチが嫌いなんていう人も、そんなことは全然気にならなくなりますよ。試し読みのできる本屋さんもあるので、とにかく一度手に取ってみて!
プラネテス 9 [DVD]
とにかく感動しました。
どんなに正義感が強い人にも醜いところはあって。どんなに酷い人でも優しいところがあって。そんな自分に気づいたとき、その人は今まで以上に輝いていました。
この物語は一つ一つの台詞が重く私の心に残りました。とくに最後にハチマキが見つけ出した答え「宇宙も人も全ては繋がっている」その言葉を聞いたとき、私はいつの間にか泣いていました。
ハチマキと田辺のしりとりはとても微笑ましかったです。
ぜひ一度見てください。
プラネテス(2) (モーニングKC (778))
ハチマキのとーちゃんが木星クルーになることを決めたあとの台詞
「自分のワガママを繕うそぶりがまるでない。
ああいう悪魔みたいな男はいい仕事するぞ」
この台詞がわすれられない。
田辺愛が木星クルー選抜試験で長期休暇に入るハチマキの代わりにTOYBOXにやってくる。
アニメ版と違ってハチマキと愛は長く仕事を共にしていない。
また、愛はアニメ版ほど、うっとおしい感じでもない。
Спасибо は日本語だとありがとう。
プラネテス 4 [DVD]
この巻は前半部では高評価の三話が入っています。ハチマキの師匠(ある意味父親のような)が登場する心のこり。
一話の映像がここでわかり、そしてユーリがなぜデブリ課にいるのか、という理由にもなる屑星の空。
そして、私の中で最高の話だと思われるバウンダリー・ライン。
紛争中の発展途上国を救うのは、力ではない。産業である。
そう訴えるテマラの純朴で、そしてひた向きな態度に共感し、そしてラストのテマラの一言には泣きかけました。
名エピソードだらけなので、購入して損は無いと思います。
プラネテス 5 [DVD]
期待を裏切らない。淡々としていながら細かい複線がいい感じに絡まっていて、あいも変わらずいい作品だ。この巻収録の一話目「ささやかなる願い」は、理屈ぬきに楽しめるエンターテイメント。とにかくなんとしてもタバコを吸いたいフィー姐さんの愛と欲望渦巻く手に汗握る一大活劇だ。「ロケットのある風景」はあっさりだけど確実に複線をくんだ良作。まず前話の流れで、しょうがなく地球に帰って、ハチマキの実家によったタナベとユーリ。ここでハチマキとタナベの微妙な接近っていう複線もあるんだけど、このエピソード一番の見所はユーリの変わりようだろう。ロケット作りを手伝っている中で奥さんとの思い出を少しずつ整理して、心にひとつの区切りをつけていく。今まで敵同士だったふたりが偶然一緒に戦う羽目になって、いちエピソード終わったらもう仲良くお友達、みたいな。ご都合主義でないのがいいよね。心の整理をつけるのは時間がかかるもの、最後に形見のコンパスがなくなって一緒にデブリ課の同僚との心の壁もなくなるっていう演出はうまい。見せる演出。ボクとしては敬語キャラのユーリが好きだったりしたんで複雑なんだけど、うまいから許す!「ターニング・ポイント」はまったく言葉どうり、ターニング・ポイントだ。お話としてはあるんだけど、やっぱり主役はハチマキとタナベのキスシーン。これに尽きる。
それにしても思うのは、この作品ゲストCVがやたらに豪華。一話ぽっきりの出演でも売れっ子、大物オンパレードで、この話のゲスト誰がやるんだろうと思ってみるだけでもそれなりに楽しめる。この巻収録の3話でも、保志総一郎、藤田淑子、神奈延年とまったくこれだけで一作品作れる。プラネテス、ここも注目。