Dの食卓2
主人公(♀)の乗った飛行機が寒風吹きすさぶ雪山に墜落、奇跡的に遭難を免れるが一体何故・・・そんな主人公の現状とは真逆で皮肉な程の美しい情景と野生動物達、行く宛ての無い広大な雪原、息も白くなる寒さ、訪れる静寂、そして振りかかる孤独、焦燥感・・・本当の恐怖とは内なる秘めた所から来る事を思い知らされる、人間の心理を上手く突いた稀少名作サイコホラー。人間の無力さと自然の脅威、移動手段にスノーモービルが使える様になった時の安堵感、仲間達は本当に人間なのか?化け物に取り憑かれた人間の見分け方は? 「カナダの永久凍土の大地に眠る、巨大な恐怖が今、目を醒ます・・・」正に傑作ホラー映画「遊星からの物体X」を彷彿させる世界観「D2」が、堂々たるスケールと熱いメッセージ、そして圧倒的な魅力を携え再登場!謎を解いて行くにつれ、宇宙、地球、人類の運命に関わる壮大なストーリーが徐々にその姿を現してゆく─。映画並みの上質な世界観や大塚明夫、永井一郎、幸田直子ら豪華声優陣の迫真の演技は必見必聴!!君は生きのびる事が出来るか!?
やっぱり思った通り!これおもしろい!部屋真っ暗+音量大(ヘッドホン着用)+夜(出来るだけ深夜)=めっさ怖っ!!!是非味わって下さい。
中原淳一の幸せな食卓 昭和を彩る料理と歳時記 (集英社be文庫)
現在では使用されなくなった甘味料のズルチン、サッカリンがあるところが
時代を感じさせるところで見所です。
ズルチンは、終戦後甘味料として使用されたものですが幼児が多量に摂取してショックで
倒れたり事故が相次ぎ、現在では使用禁止の甘味料です。
サッカリンは発がん性があり、食品への使用は禁止ですが、中国やアメリカ合衆国のお菓子では未だに一部使用されているそうです。
上の事実を調べたのは、本のレシピの通りに材料を揃えて作ってみたかったので、
ズルチン、サッカリンを入手しようと試みたからです。しかし、使用禁止品で製造されていないに等しいもので、特にズルチンはかなりの中毒症を発生するものらしいので諦めました。
本の新たに編者の書き加えた注:の通り、御砂糖で代用しようと思いました。
この本の出た当時は、生クリームが入手しにくい時代だったようで、飾りのクリームを牛乳と御砂糖と小麦粉と卵黄で手作りするようです。
未だ試していないけど、そのうち必ず作ってみます。
Dの食卓2 通常
古いゲームなので、システム的には、新しいゲームに劣りますね。
自由にエリアを動けないとか。
(部屋の中では、動ける場所が決まっている)
戦闘シーンがワンパターンとか。
でも、一応、映画的ムービーがあり、映画好きな私は、ムービーを
見るのが楽しかった。
プリンシプルのない日本 (新潮文庫)
読んでみて驚いた。
単刀直入な表現もそうだが内容の普遍性に驚いた。
50年以上も前に書かれたとは思えない内容です。
彼の批判は今の日本にも十分当てはまります。
政治家に対する批判もしかり、マスコミに関する批判もしかり
50年間同じようなことを繰り返しているのかしら。
プリンシプルがないという彼の指摘はもっともだと感じた。
戦後憲法制定のころの実情についても書かれているので
あらためて読んでもよい本だと思いました。
妖怪アパートの幽雅な日常(1) (YA!ENTERTAINMENT)
人間も、人間ではないものも、様々だ。それぞれが自分の日常こそが、誰にとっても日常であると勘違いしやすい。
主人公が出会った、自分の世界の「外」は、ちょっと特殊な世界だけど、愛情がいっぱい。
多様性を許容するときに、生まれる可能性。寛容という希望の苗床が、心に滋養を与える。
否応なしに時間は過ぎるから、持てる時間を大事にしなくてはならない。人生は長いが短い。
淡々と生きるのも生き方であるが、丁寧に懸命に、時間を、世界を、生きてほしい。生きる喜びは、温かく澄み切って美しいものなのだ。
大人から子どもへ。今の時代を見据えながらも、そのままでいいのかと、未来へと眼差しを向けるメッセージがいっぱいこめられている。
たやすく自分の居場所を見失いやすい、中高生の世代に特におすすめ。ただいまと言える場所を大事にしてもらいたい。