私がいてもいなくても 3 (マーガレットコミックス)
特別、カワイイ容姿でもないし、なにか人に認められるような才能もない。
あたしって、何もない。
何もないあたしだけど、日々、いろいろと思い生きている。
友人のなにげない一言に、思った以上に傷ついたりしている。
主人公の昌子は、いわゆる何かを手にした成功者ではない。
バイトも恋愛も、スムーズにいかない。「あたしって何?」と日々自問している日々だ。
どこにでもいそうな、平凡な女の子。だけど、心の中には、ヒリヒリした切実な願いを抱えている。きっと、街ですれ違うあの子も、彼女もそう思っているはずなんだ。
「ただ、必要とされたいの」「誰かを愛したい、心から」
少女マンガだけど、女の子の心のダークな部分がきちんと描かれている作品。
そして、相変わらずリアルなストリート感覚を持ち得ている著者に感服。
私がいてもいなくても 2 (マーガレットコミックス)
1巻では色んな事に不満だらけで、私に何ができるんだろう・・と人生模索中だった主人公の晶子ちゃんも何だか強くなってきました。
それに反比例するように
周りの人達が怪しく変化していく様子がおもしろいです!うまいです!
話の内容がどんどん展開していくわけでもないのに、退屈しない。そういう所が大好きです。
今後ひと波乱あり?という感じで2巻終了、3巻目が待ち遠しいです。