薄桜鬼 ドラマCD‾新選組捕物控‾前編
主役が沖田ということで沖田率が高いですが、
他のキャラも、充分満足させてもらえるくらい出てきます!
ドS沖田に手なずけられる天然斉藤さんや(周りが焦るようなセリフを言ってくれます)、
趣味の(ヘタクソな)俳句を沖田にバカにされて逆ギレする土方さんや、
藤堂・原田・永倉の3バカ将棋勝負や、
腕を怪我する前の、人当たりの良い腹黒山南さんなど、
ゲームでは見られなかったキャラの普段の顔が見えてとっても楽しませてもらいました!
主役の沖田も、予想以上に良かったです。
子供達と遊んぶ純粋に子供っぽい所や、土方さんを小バカにするナマイキな小学生みたいな所、斉藤さんをイヌ扱いするドSな所など、
森久保さんの沖田が今までよりも好きになったかもしれません。
前編だけでは話は解決しませんが、なんとなく黒幕の予想はつくようになってます。
50分程度の長さですが、充分濃度の濃いものになってますので、
買って損はないと思います!
薄桜鬼 ドラマCD‾新選組捕物控‾後編
前編と比べると、少し物足りない感じでした。 総司が主に話していて、一や土方さんとの掛け合いも多いですが、平助や佐之助の出番が少ない気がします。 前編のジャケット3人が好きな人にはおすすめですが、後編のジャケット4人が好きな人には残念。 (風間に至っては出てきません) あとは、収録時間が前編より短いです。 これでこの値段はちょっと高めかな…と^^; 後編4人好きがつける★3つということで。
新撰組ドラマCD 壬生狼真伝 ~残月の章~
次第に攘夷へと傾く時世。煽られるように次第に乱れる隊士の足並み。厳しい戒律で縛っても、土方一人では時代の波には抗いようもなく…。心血を注いで築き上げ、護ってきた大切なモノが崩れていく様を、土方が一体どんな想いで見ていたのか。その心中を思うと胸が痛みます。前作に引き続き、刻々と変化する国内情勢と、それに翻弄される新撰組の様子がとても濃い密度で、滅びへと向かう哀愁を伴って描かれています。その要である土方役とナレーションを兼ねている中井和哉さんの演技力には、もはや感嘆するばかりです!圧巻です!勿論、沖田を始め他の隊士を演じられた声優さんも皆さん素晴らしく、各々の物語を演じていらっしゃいますので、興味のある方は聴いてみる価値アリだと思います。
壬生義士伝 [VHS]
たまたま、高速バスの中で観たのです。もう「新撰組もの」はお腹いっぱいだなぁ、と全く期待していなかったのですが・・・。
いや、素晴らしかったです。なんといっても、必見すべきは中井貴一の演技だと思います。 中井貴一演じる吉村は、あまりに金や報酬にこだわるので、ほかの新撰組の人達からは変な奴だと思われています。吉村は、人を斬って得た金を田舎の家族へ送っているのです。「生きるために人を斬る」吉村。それに対し佐藤浩市演じる斉藤は、誰も自分を斬ってくれないから人を斬るのだといいます。二人は対照的です。対照的な斉藤の存在が、吉村という人間を際だたせています。
見所はたくさんありますが、特に印象的なのは、吉村の息子が吉村の死後、五稜郭の戦にいくという場面で放った言葉でした。「大切な父上を、たった独りで三途の川を渡らせるわけにはいかねえのです」。死ぬのが美しいことではありません。ただ、親子の絆は大丈夫だろうか?と思う事件が多すぎる昨今、この言葉に素直に感動してしまいました。
動乱の幕末、幕府を守る新撰組も、薩長や幕府をたおさんと奔走した人達も、立場は違えど国を思う気持ちは同じであり、自らの信じる道のために命を捧げる純粋さに、心が打たれました。私たちの生きるこの日本で、現実にこのような人たちがいたのです・・・。
白虎隊 [DVD]
かたくなまでの一筋の道 愚か者だと笑いますか…
急逝ぐ命を笑いますか
もう少し時が優しさをなげたなら…
主題歌「愛しき日々」の一節。
このドラマを見事に表わし、奏でた名曲。
官軍から賊軍へ・・、薩長も会津も日本の将来を憂いだ思いは一緒なのに。
この白虎隊、新撰組、坂本竜馬…。時の流れがもう少し緩やかで
あったなら、また違った時代の夜明けを迎えられたのかなと思う。
だって、今の時代はあまりにも意味のない死が多すぎる。
彼らはこんな日本を作りたかったわけじゃないよなって考えさせられた名作です。