バクネヤング (ビッグコミックス)
著者の松永さんは最近自身のHPで自伝小説も書いておられそれも面白いのだが改めて今作を読み返すとアクションがめちゃめちゃかっこよくて新しい。忍者が「EVI!」ていって刀避けるとことかすごくいい。著者本人や他のレビュアーもいう通りラストが一般受けしなかったようだけどこれはこれで緩やかな着地点で今見るとこのラストも悪くないですよ。
現在プレミアがついていて入手困難だけどどうかみんなどこかで手にとって衝撃をうけてほしい。
龍宮殿(1) (IKKI COMIX)
この松永さんの作品はコレが初めて。
しかしながら、ハマってしまう。
コレは何なんだろう?率直な感想で言うと。
ちょっと触るとすぐに壊れてしまいそうな……そんな印象も受ける。
肝心の内容はと言うと、ウサギ、ある理由があってウサギの姿をした人間の兄弟が、とある女の子に出会い、その子に連れられ龍宮殿へと連れて行かれる。そこは正におとぎ話の龍宮城であった。
そうすると、僕たちは元の世界に戻る時にはお爺さんになってしまう。そう思い、二人は脱出を試みるのだが……
一言では言い切れない世界がそこにはある。
ホント、イッキコミックスといった感じもするけど。
龍宮殿 2 (IKKI COMICS)
SF作品としてもかなり優れた作品。絵も良い。あの最凶バイオレンス漫画『バクネヤング』の松永豊和が、まさかこんなSF作品を描く(描ける)とは想像もできなかった。「センス・オブ・ワンダー」とは、まさにこの作品のための言葉、というと大げさか。でもそれぐらいに凄い。