発言小町
読売オンラインの名物掲示板から厳選20作を選んだもの。「小町」と言う題から、本来は女性用のネットでの井戸端会議を狙ったものと思われるが、男が読んでも楽しめるし、トビ主が男性と言う場合もある。
本作は、本に収録すると言う事でシリアスな話題が多い(純愛ものもある)気がするが、本来はもっと気儘である。不倫のトビが出て、様々な立場の女性から、時には厳しいレスが返ったりするのを読むのは男性が読んでも楽しい。しかし、私が一番好きなのは、トビ主が自ら「駄」を付けている場合である(ハズレもあるが)。例えば、「あなたが子供の頃ハマッタ漫画を教えて下さい」等。レス数の多い事。
PCからなら無料でアクセスできるので、まずは見てみる事をお勧めしたい。
あなたが世界を変える日―12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ
いや、本当にすごい本に出会ってしまった。
タイトル通り、12歳の少女がリオの環境サミットであらかじめ用意されていたわけでもないのに
したスピーチの全文が書いてある・・たったそれだけのことなのに・・。
読み終えて、「果たして僕たち大人は何を子供世代に残してやれるのだろうか」と自問自答を
繰り返してみても答えがでるわけでもない。無力ささえ感じてしまう。
「世界がもし100人の村だったら」は事実の一端だけを淡々と伝えてくれて、その中でそれぞれに
感じるところがあっただろうが、この本はもっとストレートに私たちの心を揺さぶってくれる。
うちの次女(小2)も読んで、彼女なりにいろいろ考えたようである。
そして彼女が僕たち夫婦に言ったひとこと(これもスピーチ中のち?とばから影響している)が
あまりに強烈であったので、最後に記して、この本の読後感想としたい。
<スピーチ>
「あなたたちはいつも私たちを愛しているといいます。しかし、いわせてください。
もしそのことばがほんとうなら、どうかほんとうだということを行動でしめしてください」
<娘のことば>
「いいことを思っているだけじゃだめ。実行してみせてよ。」
小学校中学年から読めます。必読書だと思います。