絆歌
絆歌、聴きました。「絆」に始まり「あいのうた」まで13曲、一曲一曲丁寧に歌い上げている様子が伝わってきます。今回CD化を楽しみにしてた、CMに起用された曲も入っていてうれしいです。とくに「夜明け前」が好きです。沢山の人に聴いて頂きたいです。CDの帯にあった「あなたの明日を紡ぐ歌」そのものです。疲れた夜にもじっくり聴いて明日への力をもらえる作品です。路の途中もテレビドラマの主題歌として11月からまたテレビで流れるのを楽しみにしています。奄美の映像と共に聴くとまたいちだんと素敵です。
日経 WOMAN (ウーマン) 2010年 01月号 [雑誌]
ウーマン・オブ・サ・イヤーは毎年楽しみしています。
日経WOMANの読者層ではない一主婦なんですが、
読んでいくうちにチカラをもらえます。
そして、世の中で女性を取り巻く社会環境の変化を読み取らせてもらっています。
この雑誌を読んでいると、働いて自分の足で生きていくことが女性でも当たり前のように感じられます。
そうではない女性が多くいることも特集すればよいのになあとも思うのだけど、この硬派ぶりが個性的で面白いともいえると思います。
今回は、
暮らしと仕事の整理術、興味深かったです。
倉本康子さんの部屋はLEEで見たときよりも具体的で生活感が伝わってきたし、一般の読者の部屋はなおさら参考になりました。
「物を減らしてすっきり暮らす」のが現在の主流ですが、その具体的な方法「服」「本」はどのタイミングで捨てるべきか書いてあってなるほどと思いました。
仕事の整理術は、日経WOMANならではで、デスク周り、PCのファイルなど具体的で分かりやすかったです。
独特なのは人間関係の整理術。これは切り口が面白かったです。
貯蓄、積立特集は専門誌に比べると情報量は少なかったけれどそれなりに興味深く読めました。
別冊のOTCガイド、毎年付いてますが参考になります。これだけでも価値があると思います。
他にも連載豊富で豪華な執筆者ばかり。面白いです。
プロセス化学 医薬品合成から製造まで
単純に言えば、費用と時間さえかければ、あらゆる反応のスケールアップは可能である。
しかし、スケールアップしやすい条件、スケールアップするために必要な情報、がある。
ケアする所は条件を厳密に、適当で大丈夫なところは管理を簡便・安価な方法で行うことで、経済的なプロセスとなる。
そのためには何を考慮しなければならないか?その一端がこの本に示されている。
例えば、
・理想的な試薬とはどんなものか?----毒性は?空気中で安定?液体or固体?容易に入手できる?・・・
・使う溶媒は適切だろうか?----引火点は?静電気による発火は起こらないか?・・・
・溶媒を仕込むのはどのタイミングが良いだろうか?
と言ったあらかじめ考慮しておくべき事柄や
・反応時間を伸ばしすぎても大丈夫?
・溶媒の水分量・不純物はどれくらいまでOK?
などといった実際の条件で確認すべき項目が、具体例を示しながら非常に丁寧に書かれている。
また、
・脱水でない溶媒も、共沸によって乾燥することができる。
・各種有機溶媒に対するt-BuONa, t-BuOK, t-AmONa, t-AmOKの溶解度
と言ったTIPSや役に立つ表も多数ある(というよりも、至る所に、TIPSが書かれている)。
この本は、医薬品に限らず、大スケールでの実験・試作をする人すべてにとって役に立つと思うので、ぜひ多くの人に読んでほしいと思う。若干高いのでためらうかもしれないが、自分が作った化合物のスケールアップの条件が悪くて、最初から条件を決めなおす羽目になる可能性が減ると思えば、買っておいて損は無いのでは?