若い季節/続・若い季節(DVDツインパック)
未亡人の社長が経営する、中堅のプランタン化粧品。
それでもトレ・ビアン化粧品との「飲む白粉」(?!)・「液体口紅」の販売合戦や、男性化粧品の販売拡大と苦労が絶えない。
さぁ〜て、今日は何が起こるのかな・・・?
NHKの同名ドラマの映画化だが、本家の方はVTR(フィルム?)は残っていない。そのため、この2部作(以下・『若い季節』=無印/『続・若い季節』=『続』)は雰囲気を知る上では貴重な資料である。
映画の方は、どちらも古澤憲吾監督が撮っている。そのため、クレージーキャッツの面々は東宝クレージー映画調の演技を披露している。また坂本 九氏・ジェリー藤尾氏・中尾ミエ氏等の若手や、2部作に主演された淡路恵子氏や無印の『キングコング対ゴジラ』調の佐原健二氏と浜 美枝氏&若林映子氏{Wボンドガール!}や『続』の三橋達也氏も存在感があった。
今回の特筆点は、2部作を「ツインパック」としたこと。これらは過去にバラバラにLD化されたが、これらを一気に楽しめるようにしている。
内容的には独立しているので、各自で楽しめる。でも、これなら片方の購入に迷わずに済むだろう。価格も、同社のバラ盤と比べても元が取れる。
さぁ、お腹の底から「若い季節」をみんなで歌おう!
沢田研二 A面コレクション
覚えたい歌があって、このCDを購入しました。ハッキリ言って大正解!還暦を迎えても衰えを知らないジュリーですが、若い頃から、しっとりと歌うバラード・激しいロックと何をとっても「色っぽい!艶っぽい!!」ですね。新録ではありませんから、歌唱力が上がっていく過程も楽しめ、ファンにとってはそこも嬉しいかもしれません。名曲も多いですよ^^
太陽の季節・若い獣 (角川文庫)
かつては大反響を呼んだ石原慎太郎の出世作『太陽の季節』です。
これって、よくよく考えてみれば、21世紀を迎えた現代からすると、なんと半世紀も前に書かれた作品なのです。
当時書かれた作品の大部分は古くなって陳腐化しているはずですが、この作品は今読んでもその鮮烈さを失っていません。
教育委員会やPTAが推奨するような内容ではないのですが、そういう作品にこそ、人間の抱える普遍的なテーマが込められているのだ、という見本でしょうか。
立った一物で障子を突き破るシーンのように、硬直した常識を突き抜けて太陽を掴もう、ってことですかね。
あの日教室で歌った 思い出の合唱曲
校内合唱コンクールにピッタリの曲が収録されています。ただ、前半に収録されている懐かしのメロディのような選曲は、我々にとっては懐かしいのですが、当然合唱コンクールを歌う中学生たちとは縁がないわけで、このCDのコンセプトが良く分からなかったです。
とはいえ、演奏の団体は皆しっかりと歌えています。同様の企画の中でも音程の安定度において、他を上回っているでしょう。渡瀬昌治の指揮による神代中学校合唱団の3曲は評価します。同じ世代の中学生による等身大の演奏ですが一生懸命歌っていました。声変わりしたばかりの男声もしっかりと歌っていますし、若々しさの良い面が歌唱に出ています。
平松剛一指揮の平松混声合唱団、辻正行指揮のクロスロード・ツインズ・ハーモニーという定評のある合唱団も登場しますのでこれらの音源としての価値は高いです。音程も正確ですし表現力もあります。中学生とは声質の違う成人の混声合唱団が歌っていますので、中学生がこのように歌うのは難しいでしょう。
岡本仁の指揮によるくにたちカンマーコールの「エトピリカ(「海鳥の詩」から)」はたっぷりとした発声で堂々とした歌いっぷりです。微妙に男声の入りが遅れますが声の魅力には参りました。中学生ではとてもここまで歌えませんから。
増田順平指揮の日本合唱協会の「流浪の民」は見事でした。歌詞は明瞭ですし、表現力はあります。今はあまり歌われなくなった曲ですが、多くの合唱人が愛唱した曲のベストの音源でしょう。
ボーナストラックの「ハレルヤ・コーラス」も楽しませてもらいました。日本フィルハーモニー交響楽団と素晴らしいコロムビア混声合唱団の饗宴、ヘンデルの偉大さを感じます。
THE PEANUTS “THE BEST 50-50”
タイトル通り、ザ・ピーナッツのベストアルバム。
『スーパーレア・コレクション』がどちらかというとマイナーでこれまであまりCD化されていない曲が中心であるとするなら、今作はCD2枚組で50曲と、おそらく代表曲はほぼ網羅したであろうアルバム。
ただ、リアルタイムでザ・ピーナッツを知らない人間からすると、ちょっと多い気もする。つまり、正直に言って、このアルバムの中で知っている曲は10曲あるかないかくらいであり、それらのほとんどは1枚目の方に収録されている。というのも、そもそも企画として、アンケートの上位50曲を収録したアルバムになっている。だから、入門向けというか、普通のベストアルバムで十分という人間に対しては、やや過剰だろうし、反対にコアなファン向けとしては、『スーパーレア・コレクション』のようにそれこそコアな曲を集めるという方が良いように思う。その意味では、コンセプトがやや適当でない様に感じる。とはいえ、そこまで細かいものを求めないのであれば、「モスラの歌」もちゃんとあるし、このアルバムで十分すぎるほどだと思う。