GO!GO!アッキーナ 上ノ巻 [DVD]
テレビ東京にて2008/7/1〜2008/9/30に放送された同名番組のDVD版!
12人の放送作家が12通りのアッキーナを撮りおろす!
特にオススメは「カフェ・ド・アッキーナ」
”甘えん坊アッキーナ”、”ギャルアッキーナ”など色んなアッキーナが盛り沢山!
特に”ブチギレアッキーナ”は必見!
DVD特典の”お姉さんアッキーナ”も見逃せない!
アイデン & ティティ [DVD]
イタイ映画だった。
特に男は夢から現実という誰もが通る過程で共感できるものはあるのではないだろうか?
「ロック」とは反抗だと思うのだが、気がつけば自分も年をとり、反抗期が終わってしまい、大人になっていってしまう。
かつての同級生がサラリーマンになり、一方自分はとどまったまま進んでいないような気がする。置いて行かれてしまったような・・・
私も好きだったブルーハーツがただうるさい音楽に聞こえ、尾崎豊の歌詞が鼻につくようになってしまったんですよね。なんでだろう?
最後に好きに演奏させないで暴走するシーンには、かつての自分ならば共感できたのであろうが、今なら「おいおい、迷惑かけんなよ。仕事なんだからちゃんとやれよ」と思ってしまう。
ヤングマンを歌う西城秀樹、高校三年生を歌い続ける舟木一夫にプロ意識を感じるようになってしまった。本人だって嫌なはずだよ、過去のヒット曲を歌い続けるのは。でも求められているから仕事としてやってるわけで、それがプロとしてかっこいいことだと思うんです。
そして気づくわけです。
「あ、もう俺はオッサンになってしまったんだな」と。
少し悲しくて、ショックを受けてしまいました。
銭で成功した奴 失敗した奴―青木雄二VS.岸部四郎
今までに青木雄二の対談本はvs佐高信、vs金子勝と読んで、本書が三冊目になるが、ダントツで一番面白かった。どちらかと言うと、対談の主役は岸部四郎の方で、彼の借金や自己破産の赤裸々な体験談に青木雄二がツッコミを入れながらコメントするというパターンである。ただ両者とも京都生まれの流暢な(?)関西弁で、関西人の私には彼等の会話が実にスーッと、まるで声が聞こえて来るかのごとく、読み進められた。内容的にも面白いネタ満載で、特に岸部四郎が新幹線のグリーン車で「ヤのつく自由業の人」の会話が聞こえてきたエピソードには思わず爆笑。芸能界の噂話も「こんなん書いてイイんかいな?」と思うくらいヤバイのもあった。本書によると岸部四郎は借金で困っている時、青木雄二監修の『カネと非情の法律講座』を線を引きながら読んでいたそうだ。
アイデン&ティティ [DVD]
ロックの価値とは自分らしくあること、じゃあ自分って何だ?という自分探しの日々を描く。モラトリアムの時期を過ごした私のような者にとって胸かきむしられる思いがする。
中産階級に生まれ育ち、不幸なことに不幸がなかった、ディランのように旅に出る必然もなかった、というコンプレックスに主人公・中島はどうケリをつけたか。もがいた末の結論は観てのお楽しみとして、映画で披露される音楽はレベルが高い。中島役の峯田和伸はもちろん、中村獅童のヴォーカルも堂々たるもの。中島を病床で励ます場面の獅童は最高だ。
麻生久美子が素晴らしい。「君らしく生きようとする君自身のファン」に向かって中島が歌う場面が印象深い。その他、主人公達を見守る三上寛等、神様・ディランのハーモニカの妙技等、脇もしっかり固めてある。
ディランのファンだと、アルバムBringing It All Back Homeの本作への投影、散りばめられた歌詞、ラストワルツのディランのように歌えたという台詞に一層共感できる。
本エディションのオーディオ・コメンタリーは監督、峯田、みうらじゅんによる鼎談で聞き逃せない。