本製品は、商品名が"真空”"圧力”IH保温釜と着けられているように、炊飯と保温の際に炊飯器内の気圧を調整することでおいしくご飯を炊こうとする物です。
　
　例えば、皆さんご飯を炊く前にお米を研いでから水に浸しますよね。このときマイコン制御の電子ジャー製品であっても、そのプログラム通り炊飯器に浸しの時間を任していたら、なんとなく炊き上がりのご飯が硬かったりすることはありませんか？。で、結局は時間をとられるけど炊飯器に内釜をセットする前にあらかじめ水に浸したりしてませんか？。
　本製品は、炊飯器内の気圧を下げることで短時間でお米の芯まで水が浸るようにできています。そして、炊き上がりも硬過ぎることもなく、べチャべチャになることもなくちょうど良い具合に炊き上がります（この辺は主観的な好みににもよるのですが）。本製品は、お米を研いだあと、そのまま内釜をセットしてあとは全てお任せなので、浸しと言う手間を省略させることができます。

　で肝心のご飯の炊き上がり後の味について、私の主観的な感想に近くなってしまいますが、始めの一口目を入れた感想、“ご飯ってこんなおいしく炊けるんだ！！”お世辞抜きです。私の母親（昭和２０年生まれ・６５歳）に言わせると“昔のかまどで炊いたのと同じ味がする”とのことです。
　ほのかな甘みすらも感じたご飯の炊き上がりは、お勧めできます。

　操作性について、これについても、前出の私の母親（電気関係の操作はダメ・と言うか覚えるのが面倒くさい）でも一回で使いこなせるようになっていました。一回設定した基本的な炊飯コースは保持されるようになっているので（例外あり）機械に詳しい物があらかじめ設定をしておけば、あとは炊飯スイッチを押すだけで大丈夫です。
　ただ、内蓋は圧力関係の部品が付いているのでやや複雑な構造をしていますので、ここは説明書をよく読む必要があります。

　以上御紹介させていただきましたが、炊飯器もここまで進化したんだと実感できる一台だと思います