麻丘めぐみ
このアルバムには彼女のデビュー曲「芽ばえ」以降のほとんどのシングル曲が納められています。
初めて彼女のヒット曲を知るには手頃なアルバムでしょう。さらに彼女を詳しく知るには4枚組Box盤やLPのCD復刻も出ていますので、そちらへと進むのが良いと思います。
ところで、一般の人には麻丘めぐみ=「わたしの彼は左きき」なんだろうなあ。
でも、彼女のファンならその曲の大ヒットと同じく、74年3月、あの日劇での転落事故のことも強烈に印象に残っているのではないでしょうか。
当時ファンだった私は、新聞記事の「麻丘めぐみ転落、大ケガ」に非常に動揺したものです。
そのせいかもしれないけれど、「左きき」よりも、事故後のナンバー「悲しみのシーズン」や「水色のページ」「恋のあやとり」などの後期のナンバーが本当に好きでした。
また、彼女は身近にいるようなお嬢さん的アイドルとか呼ばれたりもしたけど、私にとってはとても遠くにいる天使のような人でしたね。
アイドル時代の浅田美代子の著書によれば、当時の彼女は「人から意地悪やいたずらをされても、ひたすらに耐える子」であったといいます。わかるなぁ・・・なんとなくだけど。
昭和ちびっこ広告手帳2 大阪万博からアイドル黄金期まで (ビジュアル文庫)
衝撃の前作『昭和ちびっこ広告手帳 〜東京オリンピックからアポロまで〜』に続く、さらなる衝撃。大阪万博の年=昭和45年から49年までの少年/少女漫画雑誌などに掲載された数々の広告を、なんと一年以上にわたるデジタル・リマスタリング作業を経てB5サイズのまま一冊の本にまとめてしまった『ちびっこ広告図案帳70’s―AD for KIDS:1970‐1974』を再構成し文庫化したもの。表紙モデルは言うまでもなく“Oh! モーレツ”でおなじみの小川ローザ様である。
大阪万博ものはほとんどなくてそこはガッカリだったが、ブルワーカー、ゲイラカイト、日ペンの美子ちゃん、ママレンジ、“おれ、ゴリラ。”、仮面ライダースナック(「これはウマイ!」はさすがにないな…)、そして誰かの紅白の衣装のようにエスカレートの一途をたどり続けた男子用自転車の広告などなど、昭和40年生まれのオレにとっては“身に覚えありまくり”で、なんつーか、恥ずかしいのなんのって。読んでると自分の過去のパノラマがまるで走馬灯のように浮かんでくる始末で、前作―昭和40年から44年の広告が対象―に“やられた”先輩方の驚きが、今回オレにも手にとるようによーくわかった次第。
たまらんかったですよ、もう。
さて、実はオレは前作とは図書館で出逢い、それは初版本で、購入したものは第二版だったのだが、色合いや紙質が明らかにグレードアップしていて、それが本作ではさらに向上していたのにはさすがに驚いた。この人たち、一体どこまでこだわるんだと。
この、身をよじるかのようなこだわりこそが、こういったマニアックとしか言いようのない仕事の原動力となっているのだろうな、うん。
オリジナル、そして今回の文庫化に関わったすべての方々に、心からの拍手を贈ります。
8時だョ!全員集合 最終盤 通常版 [DVD]
コントもそうですが,歌のコーナーも観たいですね。
キャンディーズ編
松田聖子編
南沙織編〜等。
麻丘めぐみ編はビクターから発売されたCD BOXの特典映像DVDで観る事が出来ます。
流石TBSと思わせる映像状態の良さを感じました。
ゴールデン☆ベスト 麻丘めぐみ
これほどの容姿と、甘くやさしい歌声を持ったひとが、
日本ビクター株式会社とうい大手に所属し、一流のスタッフの支援を受け、
たくさんのレコードを残したことは、昭和の奇跡である。
忘れもしない。
わたしが中学一年の時、ベスト30歌謡曲というテレビ番組で、
新人の紹介コーナーで、麻丘めぐみさんは「芽生え」を歌った。
その美しさ、可愛らしさ、笑顔に、眩暈がとまらないほどの衝撃を受けた。
子供心にも「このひとがすべてを変えるのかもしれない」と思ったものである。
めぐみさんは、アイドル歌手の論理の形成期に登場したひとであり、
いわばアイドルの原典のようなひとなのだが、
ボーカリストとしては、南沙織さん以前の世代に属するひとである。
つまり技巧家であり、ちあきなおみさんなどの方に近いと思われる。
そもそもめぐみさんは不思議なボーカリストである。
本来の歌声は、少し暗い方に傾くと思われるのだが、
自在にトーン調整をしているし、曲に合わせてドライな声、ウエットな声も使い分けている。
またドスの効いた歌声も瞬間的にだしたりもしている。
しかし驚くべきは「半シャウト」とでもいうべき歌唱法である。
喉に圧力をかけながら少し鼻にかけて叫ぶように発声するのだ。
既にデビュー曲の「芽生え」からサビの部分で試みているのだが、
「女の子なんだもん」以降からは鳥肌が立つほど官能を刺激するのである。
しかも彼女は高音でも中音部でもこれを使うのである。
「ゴールデン☆ベスト 麻丘めぐみ」は、このめぐみさんの必殺技が満載である。
別にリアルタイムで麻丘めぐみさんを知らなくてもノックアウト請け合いなのである。
アンテナ スペシャル・エディション [DVD]
この作品の原作を読んでから見ました。
原作と比べて削られているところもありましたが、核となる部分は濃く、登場人物の心情がじわじわと伝わってきました。
驚くべきは、加瀬亮さんの演技力だと思います。
ただリアルで、圧倒されるばかりです。
最初に見たときは、ほとんどまともに見ることができなかったのですが、何度も見返すうち、祐一郎と同じように、私もナオミの台詞に救われたような気がします。